メッセージ

img3.jpg

 Biologyという語はギリシャ語の「bios(生命・生)+logia(論じること・~の学問など)」からきています。人類は長い歴史においてBiologyを深化・発展させ、「生き物」のもつ驚くべき能力を解き明かしてきました。単に「生き物」が好きというだけではBiologyにはなりません。「生き物」の未知なる現象を探究することを楽しみ、新たな発見や概念を生み出したいという思いがBiologyには必要です。

 私たちは原点に立ち返り、「Biology = 生物学」から21世紀のサイエンスに寄与していきたいと考えています。

 生物学科は、高校生物の教科書の単元にでてくる「細胞・遺伝子・発生・生理・生態・進化」に関連する幅広い分野をカバーしています。研究に使う「生き物」も、動物・植物・微生物(単細胞から多細胞生物、希少生物からモデル生物)と多岐にわたります。みなさんと一緒に「生き物」に向き合い、さまざまなスケールから「生き物」を捉え、みなさんの柔軟なアイデアと探究心に加え、最新技術を結集することでBiologyの新たなる成果が生みだされていきます。その過程で、みなさんが目指す将来への道も切り開かれていきます。

 この生物学科で本格的なBiologyの学びをスタートしたい(してもいいかな)と考えてくれたみなさんが集い、Biologyを盛り上げていく姿を心待ちにしております。

生物学科の沿革

 理学部生物学科は、昭和24年(1949年)に設置された文理学部理学科生物学専攻にはじまります。設置当初は2学科目(細胞生物学・生物化学)で開始され、昭和53年(1978年)6月に文理学部が理学部と人文学部に分離されたのを機に、理学部生物学科が設置されました。昭和55年(1980年)に環境生物学講座、昭和56年(1981年)に発生生物学講座が新設され、生物学科は4講座体制で教育・研究を推進してきました。 

 大学教育改革の一環として平成7年(1995年)4月に理学部は改組し、生物学科、物理学科および共通講座(基礎情報)の一部を融合した自然情報科学科が設置され、生物科学講座、物理学講座および情報科学講座の3講座体制となりました。その後、理系大学院再編に合わせて理学部3学科のうちの自然情報科学科と化学・地球科学科の見直しが検討されました。平成18年(2006年)に生物・化学科が設置され、生物学分野と化学分野の2分野体制となりました。令和を迎え、全学におけるデータサイエンス教育の導入と歩調を合わせて学部の教育カリキュラムと学科編成の見直しを行い、令和3年(2021年)4月に生物・化学科を分離する改組が認められ、生物学科が再び理学部に設置されました。現在、生物学科は、高大接続の重要性を踏まえ、生物学の学びに重要な細胞・遺伝子・微生物・動物・植物・生態の各分野を網羅する教育・研究組織で運営され、本学の時間学研究所の時間生物学分野を加えた12の教育・研究分野で構成されています。