2020年

卒業生アンケート集計結果

 地球圏システム科学科では,教育内容やカリキュラム改善のため,また社会で活躍できる人材の育成のため,卒業生アンケート(第2回)を行いました.貴重な時間を割いてご協力いただいた卒業生のみなさまには心より感謝申し上げます.以下にアンケート集計結果を示します.

卒業生アンケート集計結果

実施期間:2020年12月16日~2021年1月15日
有効回答数:71

アンケート質問項目

1. 卒業年

2. 現在の職種と地球科学の専門性の関係(選択)

──────── 3~8は,地球科学と関連する専門職の場合のみ回答 ──────

3. 取得済みの資格

4. 仕事で活かされている(活かされた)大学で修得したこと

5. 仕事をする上で大学でもっと学んでおけばよかったと思う内容

6. 他大学と比較した際の優劣について

7. 学習教育目標のうち,追加もしくは削除すべき項目についての指摘

8. 学習教育目標を達成する上で,特に重要と考えられる内容・科目

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9. 社会で活躍するために,学生のうちに身に付けるべきスキルや能力

10. 山口大学で学んだことに対するご感想,教員や後輩へメッセージなど

 

回答

1.卒業年(回答数71

questionnaire2020_1.png

 

2.現在の職種と地球科学の専門性の関係 (一部重複回答有)

questionnaire2020_2.png

→回答者の約9割が専門と関連する職種

職種(回答数67

地質・建設コンサルタント業および地質調査業

45 (67.2%)

公務員・教職員

7 (10.4%)

研究者・研究員

4 (6.0%)

その他・・・

(SE,海洋調査技術支援,金融,資源関連業,商社,鉄道関連業,電力関連業など)

11 (16.4%)



 

------------------------------------------------設問3~8は,地球科学と関連する専門職の場合のみ回答

3.取得済みの資格(回答数71

  • 有り56 (78.9%)
  • 無しもしくは無記入15 (21.1%)

  

代表的な取得済みの資格

技術士
(応用理学部門が最多)

37

技術士補

19

測量士

5

測量士補

4

地質調査技士

19

RCCM (シビルコンサルティングマネージャ)

7

地質情報管理士

2

地すべり防止工事士

4

その他 ・・・(1級土木施工管理技士,環境計量士,コンクリート診断士,土壌汚染調査技術管理者,グラウンドアンカー施工士,のり面施工管理技術者,基礎施工士,GRE,APECエンジニア,IPEA国際エンジニア,応用地形判読士,公害防止管理者,河川点検士,火薬類取扱保安責任者,甲種火薬類取扱保安責任者,危険物取扱者,採石業務管理者,公害防止管理者など)

 

4.仕事で活かされている(活かされた)大学で修得したこと(回答数63

大きく4点,

  • フィールド調査(最多回答)
  • 地質学の基礎知識
  • 岩石・鉱物の肉眼鑑定能力
  • プレゼンテーション,ディスカッション,文章作成の技術

~代表的なご意見の抜粋

    • 巡検や進級論文,特別研究での現地調査.現地で実際の露頭を見て学んだ経験はとても役に立っている.
    • 地質の一般的な知識.斜面の安定性や軟弱地盤を評価する時に,地質の成り立ちや分布の推測などを行う際,地質の一般的な知識が役に立っている.
    • 岩石鑑定,クリノメータの使い方など,野外調査の基本となる事項が役立っている.
    • 地球科学に関わる知識はもとより,課題の捉え方,解決方法,取りまとめ方などが役立っている.

5.仕事をする上で大学でもっと学んでおけばよかったと思う内容(回答数73

  • 英語・英会話力(最多回答)
  • 土木地質・応用地質学的分野・岩石,鉱物学
  • プレゼンテーション,ディスカッションの能力

 ~代表的なご意見の抜粋

    • 英語での発表・ディスカッション,英語でもプレゼンテーションする機会.
    • 応用地質学は,就職後に非常に役に立っている.現在のカリキュラムでも十分かもしれないが,卒業後に専門性を活かした職業に就職する学生が多いのなら,もっと時間を増やしてもいいのかもしれない.
    • 岩石学,鉱物学,鉱床学(さらに加えるならば,ゼミの先輩との議論を含む様々なコミュニケーション).

6.他大学と比較した際の優劣について

<優れている点(回答数57)>

    • フィールド教育(最多回答)
    • 専門教育の多様性
    • JABEEによる教育プログラム認定

<劣っている点(回答数52)>

    • 英語能力(最多回答)
    • 海外を含めた他大学との交流

~代表的なご意見の抜粋

    • フィールドワークに力を入れている点,実務に使えるような応用的な教育も行われている点.
    • 土木地質学,災害地質学および岩石学.また,専門に関わるCPD講座をはじめ民間企業との交流の場をもっている点.
    • 偏在が少なく,多様な,多項目の専門教育が優れている.
    • 英語の使用機会が少なかった点,各分野の最新研究や動向を講義にあまり取り入れてなかった.また,そもそも他大学との交流が少ないので,よその教育内容を知ることも出来なかった.
    • 学生時代に他大学との他流試合の経験(学生が意識しないと,大学の地域性の関係で首都圏の大学ほど,他校の情報が得られにくい)
    • 施工現場等の見学会など,勉強したことがどのように社会に生かされるか学ぶ機会が少ない.

 

7.学習教育目標のうち,追加もしくは削除すべき項目についての指摘(回答数41

「なし,特になし」という意見が多数.

~その他のご意見の抜粋

    • 情報関係の科目.PCIT関係の知識をもっと在学中に学んでおいても良いのでは.
    • 土木地質学の拡充.
    • 地化学系の分野を追加できるとなお良い.

 

8.学習教育目標を達成する上で,特に重要と考えられる内容・科目(回答数47

 全般に重要である。とくに「野外実習(最多回答)」,「野外巡検」,「特別研究」が重要という意見が多数.

~代表的なご意見の抜粋

    • 野外実習は,地質に関する知識,山の歩き方,プレゼンテーション能力等,総合的な能力が培われるため,重要と考えられる.野外巡検は目的が「地質図を作ること」になりがちであるため,「ここに建物を建てるとしたら,どのような危険・障害が想定されるか?それを解決するためには何をすればよいか?」等の問題解決能力を養うと,将来の役に立つかもしれない.
    • 地質学の基本は,見ることである.露頭規模では,割目の方向や新旧関係,礫の配列を見ることその露頭の地史を推定する.研磨片,薄片レベルでは,実際の岩石や堆積物を細かく見て,岩種や鉱物の特定を行う.このことは,地質学の基本であり,すべての目標達成の根源である.そのことを考えると「地球科学実験」や「野外実習」が特に重要である.

 

9.社会で活躍するために,学生のうちに身に付けるべきスキルや能力(回答数65

 <社会人として>

  • コミュニケーション能力(最多回答)
  • プレゼンテーション能力
  • 文章作成能力,論理的思考能力
  • 語学力(英語・日本語ともに)

 <地球科学関連分野>

  • 地表踏査能力(最多回答)
  • 地形図や地質図の判読や作成能力

~代表的なご意見の抜粋

    • 「コミュニケーション能力」 人間活動は人と人とのつながりの中で行われる.自分の言いたいことを伝える能力,相手の言いたいことを聞き取る能力,お互いが連携する能力など,対人スキルが重要.
    • コミュニケーション能力,物事を簡潔にわかりやすく文章にまとめる能力,プレゼン能力があればどんな会社でも活躍できる.
    • 社会では文章を書く機会が多いので,専門的であるか否かに関わらず,ロジカルな文章を書く練習をしておくと社会に出て役に立つ.
    • 礼儀やマナー,常識,地表地質踏査技術,地質学に関する基本的な知識.

 10.山口大学で学んだことに対するご感想,教員や後輩へメッセージなど(回答数63

山口大学での思い出や現在の仕事,さらに後輩や教員へのメッセージが多く寄せられました.

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2014年度卒業生アンケート集計結果はこちらをご覧ください。