2020年12月14日

 今年も残すことあと2週間余り。ほとんど新型コロナウイルス感染拡大に振り回された年でした。今しばらく続きそうですが。

 さて、はやぶさ2、見事にカプセルを地球上に投げ返してきましたね。ナイスコントロール、ど真ん中のストライクでした。「りゅうぐう」への着陸、試料の採取、そして地球への投げ返し、とんでもなく高度な技術ですね。砂漠の中に落下したカプセルを、最後はヘルメットをかぶった人が探しに行って回収する画像を見て、なぜかほのぼのでした。人が自ら回収することで、人間がやり遂げたミッションであることを強くアピールしていたように思います。

 小惑星「りゅうぐう」の物質、予定通り採取できていればいいですね。分析が待ち遠しいところですが、来年の6月以降だということ。楽しみにしています。特に、アミノ酸や類似した有機物の存在、あるいは、その痕跡の存在が確認されたときはセンセーショナルなニュースとなるでしょう。我々人類がどこから来たのか、生命の成り立ちが解き明かされる鍵となるわけですから。今からわくわくします。試料は厳重に保管されているのでしょうね。もちろん大気に触れることのない真空中で。

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 私も研究の手法として実験・分析をしばしば行います。実験に関しては、実験を行っている最中や直後にもある程度の結果が得られることはありますが、その後、データを詳細に解析しないと得られない情報もあります。いずれにせよ、実験で測定したデータを最初に見る瞬間は「わくわく」します。学生といっしょに見た瞬間、感嘆の声をあげることも珍しくありません。解析結果をグラフなどで可視化してみるときも同じように「わくわく」です。この「わくわく」があるから研究がやめられません。宝箱を空けるような気持ちです。実験やその準備は時間がかかるし、面倒な操作もたくさんありますが、結果を知るときの「わくわく」が駆動力になります。

 はやぶさ2が採取した試料が入っているカプセルの中を最初に確認するのはどなたなのでしょうか。チームのみんなで確認するのでしょうか。とんでもない「わくわく」ですね。緊張もするでしょうね。いずれにせよ、うらやましい限りです。結果が待ち遠しいですね。