[2014/10/17] 第7回理学部講演会

裁かれた科学者たち ーイタリア・ラクイラ地震の有罪判決ー(大木聖子准教授:慶應義塾大学)
  • 何が 2014年度理学部講演会
  • いつ 2014年10月17日08時00分から09時00分までのイベント (UTC / UTC0)
  • どこで 理学部12番教室
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講演者:   大木聖子(慶應義塾大学・環境情報学部・准教授,地震学)

 

講演題目:

裁かれた科学者たち ーイタリア・ラクイラ地震の有罪判決ー


講演概要:

2009年4月9日,イタリアのラクイラにおいてM6.3の地震が発生し,309名が犠牲になった.先行して起きていた群発地震が大地震の前兆かどうかを諮問する科学者の会議が,この6日前に国の要請で開かれていた.翌年7月,この会議があったにもかかわらず死傷者が出たとして,科学者が遺族らに刑事告訴された.2012年10月の第一審判決では,告訴された科学者全員に禁錮6年の有罪判決がくだされた.これを不服とした被告によって,今月から第二審が始まっている.
本発表では,資料収集や聞き取り調査,判決理由書の分析等から,災害科学の不定性と科学者の責任を検討した結果を報告する.皆さんに21世紀の科学と社会の関係のあり方を考えていただく機会としたい.