[2017/9/20]第7回理学部講演会

藻類バイオは何をもたらすか: ヘマトコッカスと七色クロレラについて(河野 重行:東京大学)
  • 何が 2017年度理学部講演会
  • いつ 2017年09月20日16時00分から17時00分までのイベント (Asia/Tokyo / UTC900)
  • どこで 理学部14番講義室
  • 連絡先名称 宮川 勇 (生物分野)
  • 連絡先電話番号 5716
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演題:   藻類バイオは何をもたらすか: ヘマトコッカスと七色クロレラについて

 

講師: 河野重行先生(東京大学フューチャーセンター推進機構・特任研究員、

東京大学名誉教授)

 

要旨:

直径1/10ミリにも満たない単細胞の小さな藻類(微細藻類)が注目されています。大気に含まれる酸素のほとんども、白亜の海岸も、シェールガスさえもが、地質時代に地球上で大繁殖した微細藻類に由来します。微細藻類の物質生産能には定評があり、それによるCO2排出量ゼロの物質生産やグリーンエネルギーが早急に望まれています。微細藻類は光や栄養塩を制御することで、例えば、ヘマトコッカス藻にアンチエイジングの化粧品で有名になった「アスタキサンチン」を過剰に産生させたり、クロレラにバイオ燃料の原料となるデンプンやオイルを選択的に産生させたりできます。今回は、藻類バイオの花形であるヘマトコッカスやクロレラを、応用科学的な側面からだけでなく、細胞生物学やゲノム科学といった基礎科学の側面から紹介しようと考えています。