[2021/9/29] 第1回理学部講演会

化学計測の俯瞰とイメージング新潮流

 『化学計測の俯瞰とイメージング新潮流』と題した山口大学研究推進体「先端的計測・分析基盤技術の創出」(※1)と山口大学理学部 物質構造解析研究会(※2)のジョイントセミナーが2021年8月30日(月)に開催されました。今回で6回目の開催となりました。 

 今回のジョイントセミナーは、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の状況を鑑み、本学キャンパス内での開催を行わず、「Cisco Webex©」を利用したオンラインセミナーとして実施しました。 

 昨年と同様のオンラインセミナー開催でしたが、常時50名を超える参加者(本学の教職員、大学院生、学部生・企業技術者(本学卒業生を含む))が本講演を聴講しました。

 特別講演2件【米山明男先生(九州シンクロトロン光研究センター)・宮戸祐治先生(龍谷大学)】と一般公演9件【企業の発表含む】が行われました。

 米山先生には、X線を用いた各種測定から、X線イメージング技術について、最新のデータを踏まえ判り易くお話し頂きました。「見えなかったものが見えるようになることで新しい発見がある」と熱くお話し頂きました。

 宮戸先生には、走査プローブ顕微鏡の原理・測定モードの基礎から、表面吸着水の可視化(イメージング)とその定性・定量的評価に至るまで、具体的な事例を交えてご説明頂きました。形をみる技術であったイメージングが、最近では“機能”を可視化するイメージングへと大きく進化していることを実感する講演でした。

 一般公演では、物理化学・分析化学・高分子化学・ソフトマター物理学・化学工学などといった幅広い分野からの報告がありました。

 今回のジョイントセミナーは、大阪府・岐阜県・滋賀県・茨城県などの遠方からも参加者もあり、互いの距離を感じさせない活発な質疑応答がなされ好評のうちに終了致しました。

(※1)山口大学研究推進体「先端的計測・分析基盤技術の創出」