2018年度

2019年3月19日

 今年度も残すところ10日余り。大学は卒業や入学の大移動の季節。卒業生が就職のための引越しをしたり、合格した受験生が入学の準備のために訪れたりで活気があります。

316日(土)は「山口大学理学部サイエンスセッションU18」を開催しました。この行事は科学の研究活動を行っている中高生が日ごろの研究成果を発表するものであり、山口大学理学部が主催し、山口県教育庁、および地域の企業にご協力をいただき実施しております。今年度は京都府(1校)、大阪府(1校)、島根県(2校)、山口県(5校)、福岡県(1校)、沖縄県(1校)から53グループ約170名の中高生が参加してくれました。書類選考で選出された6グループが口頭発表を、残りの47グループがポスター発表を行いました。

 各グループの研究成果は優れたものであり、発表も論理的に整理され、とてもわかりやすいものが多かったです。どれも研究に対する熱意が伝わってきました。審査員は本学部教員に加え、日ごろから理学部の地域貢献事業に協力していただいている企業(理学部応援企業)の社員さんにも来ていただきました。口頭発表の部とポスター発表の部それぞれ、最優秀賞、優秀賞、理学部長賞を送りました。それ以外も応援企業それぞれから審査員特別賞が贈られました。

審査結果はこちらで公開しています。

 受賞したグループはもちろんのこと、受賞に至らなかったグループも立派な研究成果を見事に発表してくれました。当日は企業紹介もしていただきました。中高生は興味を持って企業の方の説明を聞いていました。山口大学理学部では今後も、科学の発展と理工系人材育成をめざし、中高生の科学教育に地域と協力しながら積極的に取り組んでいきたいと思います。この行事は来年度以降も開催する予定です。

20190319-1.JPG山中副学部長のオープニングトーク

20190319-2.JPG島根県立益田高等学校の皆さんの発表

20190319-3.JPG山口県立山口高等学校の研究成果
山で遭難した場合に人工衛星を利用して
位置を知らせる機材を発明しました。

20190319-4.JPG活気あふれるポスター発表会場

20190319-5.JPG山口大学理学部の紹介もさせていただきました。

2019年3月13日

 先日は山口県主催の「第1回探究学習成果発表大会」に審査員長として参加しました。この行事は昨年度までは「山口県理数教育研究大会」として開催されてきました。2年前に山口県立の宇部高等学校と下関西高等学校の理数科が探究科に改組され、初年度入学した生徒さんが2年生になりました。その関係で、理数分野に人文社会科学分野が新規追加され、行事名も変更されたそうです。

 山口大学理学部は山口県教育庁とは常時連携をしておりますが、この大会についても理数教育研究大会の時代から審査員を派遣する形で行事に協力させていただいております。私自身も今回が5回目の審査員としての参加でした。

 当日は14件の口頭発表の他、28件のポスター発表がありました。理数分野に加え、7件の人文社会科学分野の発表がありました。理数分野の発表はどれも高校生らしい新鮮なテーマが多く、その背景には高校生の理数に対する純粋な興味が感じられました。研究手法についても高校生らしい発想で進められていたものが多く、高校生の努力の成果が現れていました。どの生徒さんも多少の緊張は見られましたが、みんな楽しそうに発表されていたのが印象的でした。研究は楽しむのが基本です。さらに、理数分野の研究発表は今までの歴史を反映し、年々洗練されてきていると感じました。生徒さんが先輩たちの発表をお手本にそれらをさらに進化させているのに加え、先生方の指導方法が確立されてきているのだろうと思います。着実に成果がでてきており、よい流れができております。

 人文社会科学分野の発表も面白いテーマばかりでした。特に、源氏物語が今でもさまざまな人に注目され、愛される理由を高校生の視点から分析していた課題研究は興味が持てました。人文社会科学分野の課題研究指導については、今からいろいろな課題が出てくることと思います。今後が期待されます。

 行事の詳しい内容は以下の山口県のサイトを見ていただければと思います。

 本学理学部では今週316日(土)に山口大学大学会館で「山口大学理学部サイエンスセッション」を開催します。毎年開催している行事で、山口県内外の中学生や高校生が集い、科学の研究発表を行います。今年度は53件の発表があり、山口県はもちろん、京都府、大阪府、島根県、福岡県、沖縄県(石垣島)からの参加があります。他県の中高生が一同に集まり日ごろの研究成果を発表し合って交流すること、お互いの刺激になり研究意欲や学習意欲が高まることが期待されます。とても楽しみです。

 詳しくはこちら

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2019年2月22日

 2月中旬、大学は学位審査や卒業論文等々で学生も教員も事務職員もとても多忙な時期。さらに今後4月上旬までは入試、卒業、新年度準備と教員や事務職員はいろいろな業務に奔走させられます。そのような中、学部長のつぶやきも記事掲載が途切れ気味。やっと2月2つめの記事を掲載できたタイミングで、山中副学部長からすばらしいポエムが届きました。大学人にとっては季節感たっぷりです。


 2月は卒業・修了前の学生さんにとっての一大イベントの月。理学部の講義室は、連日、白熱した議論が行われています。これを乗り超えると、サイエンスの醍醐味が、そしてひとつ成長したことが実感できると思います。卒業・修了まで、あとわずかですね。


如月の魔法 -15分の法則-

壇上に立ち 静けさが 身を包む
演題 それは あなたの分身
すこしこわばり すこし大人びた いで立ち

途方もなく長く 感じたであろう  
自分の手に ゆだねられた研究

壇上からの あなたの言葉が 聴衆を包み込む
図表 ひとつひとつが あなたの姿
凝縮された 12分  

途方もなく長く 感じたであろう
自分の手によって 産み出した 自分の成果

再び 照らされる壇上 熱気が包み込む
受け答え ひとつひとつが あなたの知性
凝縮された 3分間

15分の法則 それは 如月の魔法 
途方もなく を “一瞬” に かえる 魔法の時間





土ゆるむ 青空めざす 蕗の薹

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あれ!あれ! “つぶやき”なにやら 充電モード? “ぼやき”急かされ 待機を解除

2019年2月21日

 先日は、広島市まで好きなアメリカのロックバンドのLIVEを観に行ってきました。私は中学生時代に仲のよかった友人に影響されギターを始めました。その頃、アメリカでデビューをしたのがこのバンドTOTO。デビュー40周年です。1980年代に入ってからはグラミー賞をとったりしたので私と同世代の方はご存知の方も多いと思います。

20190221-1.jpg 私は学生時代には趣味でロックバンドをしておりました。その影響でいろいろなことを思いながらLIVEを観ています。音作り、演奏、ステージの演出、スタッフの立ち振る舞い、そしてメンバー個々のプレー、すべて隙がない。そして、私たち客は感動させられ、楽しい時間を過ごせます。少しかじっている分、とても深い領域まで踏み込んで観ることができます。今回もLIVEは大いに盛り上がり、私も感動しました。ちなみに私はLIVEには一人で行くことにしております。日頃の私とはまったく違う大興奮でノリノリの姿を知人に見られるのは恥ずかしいですので。

 子どもの頃、父親が野球少年の私をプロ野球観戦に連れて行ってくれました。初めて観たプロ野球選手のプレー、とても興奮して観戦したのを今も思い出します。

自分が少し足を踏み入れた分野の「一流」を観ることはとてもよいことですね。なぜかその後しばらく前向きな気持ちになれます。みなさんもそのような経験がありませんか。

 学生時代に恩師、先輩、友人に影響されスキーを始めました。その後かなり熱中しました。そして博士の学位取得(34歳)のとき、学位審査はあと公聴会だけというタイミングで長野県の志賀高原にスキーへ。今考えれば大切な時期に少し無謀な行為だったと思いますが、事情がありました。その年は長野オリンピックが開催されておりました。このチャンスを逃すわけにはということで、男子回転の決勝レースを観戦に。当時、アルベルト・トンバというイタリアのアルペンスキーのスターがおり、彼のラストレースになるのではという噂もありました。オリンピックに出場する選手はいわゆる世界の一流選手ばかり。世界が注目するその場に自分がいることにまず感動。そして、有名選手が滑るごとに、彼らの技に感動。感動ばかりでした。トンバは1本目、私が見ている目の前でリタイヤ。彼は最後に観客に手を振ってコースを去りました。確かそれが彼の現役最後の公式レースとなりました。今考えればその時代の超一流スキーヤーの引退の場にリアルタイムで立ち会えたわけです。無理して行ってよかったと思います。博士論文の公聴会は日焼けで真っ黒。副査を務めてくださった教授(趣味はスキー)からは「こんな大切な時に俺に黙ってオリンピックに行くなんてけしからん。」(たぶん冗談で)とお叱りを受けました。

 ちなみにスキージャンプのファンでもあります。小林陵侑選手、高梨選手、レジェンド葛西選手、頑張ってほしいです。札幌に行く機会があれば、大倉山(画像)に立ち寄ります。K点を眺めながら自分を奮い立たせます(笑)。一流を自分の目で見ること、とても大切だと思います。

 今は大学教員。「一流」まではいかなくても、少しでも学生や若い人の参考になれるような研究をしたいですし、勉強もしたいと思います。そしていろいろな場面での立ち振る舞いも。まだまだ修行が続きますね。人間はいくつになっても成長し続けます。めざせK点、めざせ一流!

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札幌市の大倉山スキージャンプ競技場とジャンプ台のK点

2019年2月19日

 私は通常は2.5 kmの道のりを徒歩通勤しております。所要時間ちょうど30分です。理由は、健康のためもありますが、最近は老後も考え、なるべく自家用車を使わない生活に慣れることもあります。(いつまでもおいしくお酒を飲んでいたいですし。)もう一つ大切な理由があります。それは、日頃物事をゆっくりと考える時間を取れなくなったため、少しでもその時間を確保するためです。歩いているときは頭が空いているので、いろいろなことを考えます。30分はちょうどよい時間です。(たまに何か閃いて「あっ、そうか!」と口に出してしまいます。自転車で追い抜いていく高校生には怪しい奴だと思われているかもしれません。)

20190219.JPG 先日、徒歩通勤の途中であることに気が付きました。私たちヒトは歩くときには、手を振ります。そのとき足を交互に出すのと同じ周期(振動数)で手を動かします。自然に手を振ると、左右の足の出し方とは逆になります(逆位相)。つまり、右足が前に出るとき右手は後ろになります。(意識するとどうしても同じ側の手足が前に出る人がたまにおられますね。なんとなく不自然に見えます。)

 私は、通勤時はたいてい片方の手に荷物の入った鞄を下げて歩きます。ある程度の重量がある鞄です。そのようなちきは、なんと鞄を持っている方の手は、足の動きの周期の2倍(振動数でいえば半分)で振るのが最も歩きやすいのです。手を1回振る間に足が2往復します。いわゆる1/2のモードです。速く歩けば歩くほどその間隔は顕著になります。理由を力学的に考えてみました。なんとなくはわかるのですが、ニュートンの運動方程式を解いてすっきりと説明するまではしておりません。どなたかチャレンジしませんか。

 バイオメカニクスを専門とし、その中でも動物の歩行を専門にしているN教授(私ではありません)が山口大学理学部におります。その教授に先日、この話をしてみました。とても興味を持っていただけましたので、おそらくそのうちに卒業研究等のテーマになるのではと思います。

 いろいろなところに研究のネタは落ちているし、それが将来何らかのイノベーションにつながる可能性もあります。たまには頭を使って物事を深く考えてみるのもよいですね。

2019年1月29日

 山口大学の前身は旧制山口高等学校(旧制山高)です。その旧制山高は今年、創立100周年を迎えます。山口大学創立のとき、当時の文理学部(現在は人文学部と理学部に分離)は旧制山高の流れを引いております。

 現在、山口大学理学部では旧制山高100周年を記念し、学部内の資料展示室で旧制山高関連の貴重な物品や写真を展示しています。その中に当時の旗や応援団の衣装のようなものがあります。当時は旧制松山高校(現在の愛媛大学)と野球の定期戦を毎年開催していたようです。そのときの貴重な写真も展示しています。さらには学生寮のお祭りや酒盛りの画像もあります。当時の山口の商店街を旧制山高の学生たちは大騒ぎして歩いていたようです。表立って苦情をいう市民もなく、市民の皆様は旧制山高の学生たちをあたたかく見守ってくれたようです。(旧制山高の卒業生は卒業後には東京大学や京都大学に進学するものも多く、いわゆるエリートたちでした。将来を期待して大目に見ていただいていたのでしょう。)

 私は旧制山高と旧制松高の定期戦があったことを20年前くらいに「ダウンタウンヒーローズ」という映画で知りました。薬師丸ひろ子さんが出演されていたと思います。その映画で旧制山高の学生たちが船で松山に渡り士気高揚のまま上陸するシーンがあります。私は出身校に対する「愛校心」が強いので、いい雰囲気だなと感じました。最近、旧制山高の応援旗を別の映画で見ました。吉永小百合さんと「嵐」の二宮和也さんが母子役を演じた「母と暮らせば」です。長崎の医学生であった主人公の二宮さんが旧制山高を卒業したという設定であり、当時を回顧するシーンで旧制山高の学園祭で余興をするシーンや寮歌を歌うシーンがあります。そのとき二宮さんが扮する主人公が身に付けた学生帽が本学図書館に保存されているそうです。この二つの映画の監督はあの「男はつらいよ」の山田洋次さんです。山田洋次さんは旧制山高の最後の学生だったようです。そのため映画で旧制山高が使われているのでしょう。理学部の資料室は平日の日中は自由にご覧いただけます。

 松山と山口、今でこそ松山市は四国で最も人口の多い都市であり、一方、山口市は県庁所在地ではありますが県内にいくつもある中小都市の一つで、その様相は違います。しかし、なんとなく似た雰囲気があります。県政の中心地であるのはもちろんですが、両方ともに教育、学問や芸術・文化を大切にする都市です。旧制の松山中学(現 松山東高校,夏目漱石の「坊ちゃん」で有名)と旧制山口中学(現 山口高校)も歴史ある有名なバンカラ校。市街地には道後温泉と湯田温泉という温泉街があります。そして旧制松高と旧制山高、その流れを引く愛媛大学理学部と山口大学理学部。お互いによきライバルとして切磋琢磨し、盛り上げていきたいと思います。

 今後も卒業生にいつまでも「愛校心」を持っていただける山口大学理学部を目指します。そのためには私たち教員自身が愛校心を持たねば。

20190129-07.jpg現在、資料室に展示中の衣装と旗。
「鴻南寮(当時の学生寮)」の文字が確認できます。

20190129-03.jpg山口駅から松山に向かって出発する応援団。

20190129-04.jpg昭和9年の応援団長と副団長。松山にて。

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松山駅(左)と松山市内に繰り出す応援団。

2019年1月15日

 ロックバンド「クイーン」を取り上げた映画「ボヘミアン・ラプソディ」がヒットしましたね。観られた方も多いのではないでしょうか。私は残念ながら観ておりません。

私は中学生の頃から趣味でギターやベースギターをやっておりました。クイーンも好きでした。私が高校1年生のとき、クイーンのライブが通っていた高校のすぐ近くの山口県立体育館でありました。外国のミュージシャンが来ることなんてほとんどない山口では「伝説のライブ」です。

 クイーンのギターリスト、ブライアン・メイは大学時代(インペリアル・カレッジ・ロンドン)は天文学を専攻しており、後の2007年に天体物理学で博士号を取得したことは有名です。関連する本も出版しているほどです。ドイツのメルケル首相も理論物理学の博士。ヨーロッパの方々は、今の職業と大学時代の専攻分野があまり結びつかないといった方が多くおられるように感じています。学問に向き合う姿勢が日本とは少し異なるような気がします。自分に興味のあることには真摯に向き合う姿勢、そのような文化が根付いているのでしょうか。

 つきたい職業を早い時期からからみつけ、それに向かって役に立つ専門知識や技能を学ぶのもひとつのやり方でしょう。しかし、興味のある分野の学問に真摯に向き合い、それをしっかりと学ぶことで、自分で物事を学び自分で考える能力、さらには何事に取り組み場合の基盤となるしっかりとした人間力を身につける。その中で自分の進む道を考えることもよいのではないでしょうか。理学部で学ぶということは後者に近いと思います。

 ブライアン・メイはミュージシャンになるか学者になるかで迷ったかもしれません。結局はミュージシャンとして実績を残した後に、ふたたび天体物理学の世界にも戻り実績を残したわけです。その熱意と興味に対する謙虚さに敬服いたすところです。

 さて、この私、大学時代は趣味でロックバンドをしておりました。(ブライアン・メイとは違い、音楽で生計をたてるなんてまったく考えませんでし、実力的にも無理でした。)先日、学生時代の音楽仲間たちと食事をしたときに映画「ボヘミアン・ラプソディ」の話題となりました。仲間たちの誰も映画を観ていないことがわかりました。やはり私たちにとってクイーンはロックバンドであり、彼らの評価は「音」、「曲」、「演奏」なのです。だから映画は観なくてもよいのでしょう。しかし、その後に仲間の2,3名が映画を観にいったとか。周囲の話題についていくためでしょうか。フットワークの軽さ(変わり身の早さ?)も私たち音楽仲間の特徴でしょうか。今はみんな音楽とは違うそれぞれの道に進んでいる中、世の中を生き抜くための大切な能力ですね。これも学生時代の学びの中で培った技?

20190115.jpg学生時代の音楽仲間たち。銀行、食品会社、IT系、テレビ局、
化学メーカーと音楽とは関係のないそれぞれの道に進み、今は
会社社長や大学教授に転身したものもあり。        
下のショットはCDジャケットみたいでしょう?       

2019年1月4日

 平成最後の年を迎えました。私が就職した年に昭和から平成に変わったので、私にとって昭和は「子ども・学生時代」、平成は「社会人の時代」でした。新しい年号になる今年からは「充実の時代」にしたいものです。今年4月に社会に出る学生の皆さんにとっては社会人としての出発の年ですね。社会で活躍できるようによいスタートをきってほしいです。

 さて、私の趣味の一つにスキーがありますが、昭和最後の年末(1988年末)からほぼ毎年お世話になっている広島県北広島町(旧芸北町)のスキー場近くの民宿があります。「むろや」さんという民宿で31年間家族や学生時代の仲間といっしょにお邪魔しております。「むろや」さんのご夫婦とは、私が社会人なり立てのころから、結婚して子どもが産まれその子どもが大人になるまでの長いお付き合いです。その「むろや」さんに平成最後の年末にもお邪魔しました。(西日本以外の方には「広島県でスキー?」と意外に思われる方が多いかもしれませんが、広島県と島根県の県境付近にはたくさんスキー場があります。)

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毎年お世話になっている広島県北広島町(旧芸北町)の民宿「むろや」さんの玄関前。
行った日は少し吹雪いていましたが積雪はまだ50cm程度。

年末には学生時代の仲間たちと芸北まで行って美味しいお米を食べ、お酒を飲みながら近況報告をしあうのが恒例行事になっております。仕事から離れて冬の山に行き、昔からの仲間たちと語り合うことで元気をいただき、来年も頑張ろうという気持ちになります。皆さんにも自分のいろいろな「恒例行事」があると思います。私にとって「恒例行事」を持つことは、1年間のそのときどきでの振り返りとその後の方針を考えるよい機会になっているように思えます。学生の皆さんにも是非、「自分の恒例行事」を作っていただきたいと思います。

 年が明けて1月3日は自由な時間ができ、天気がよかったので山口市内を自転車で巡ってみました。国宝瑠璃光寺五重塔にも寄ってみました。最近、山口市内の観光地でも外国人観光客をよく見かけますが、この日はお正月だからか日本語しか聞こえてきませんでした。いろいろな再発見もあり、とてもリラックスできました。新しい年号にある2019年、自分にとって「次の時代」へのよいスタートの年になるようにしたいものです。

 

20190104-3.JPG国宝瑠璃光寺五重塔(平成31年1月3日)

2018年12月10日

 今年も残すところあとひと月。124日(火)はタイ王国のカセサート大学の理学部長のProfessor Aprisit Songsasenと副部長のProfessor Arinthip Thamchaipenetが理学部に来られました。お二方とも農学部と先方との間のジョイント・ディグリーの調印式で来学されたのを機会に理学部にも来ていただきました。

 山口大学理学部からは、山中副学部長、国際・地域連携担当の山崎副学部長、理学部国際・地域連携室の副室長の廣澤教授、三浦事務長、古屋総務企画係長、学務係の谷主任にも同席いただきました。谷主任はサイエンスサマープログラムの事務窓口をしていただいております。英語の堪能な事務職員です。(理学部長と事務長は大学の会議のため途中退席。)

 お互いの大学の理学部の紹介をし、その後、理学部で実施している外国人学生の短期留学プログラム(サイエンスサマープログラム)について説明させていただきました。学生の派遣を前向きに検討していただける雰囲気でした。今年度のサイエンスサマープログラムは、中国、韓国、台湾の三カ国からのみの参加でしたが、理学部では東南アジアからの新規参加を希望しています。タイからの参加が起爆になればよいと思います。

 日本の12月はタイの方々にとっては寒いのではと思っておりましたが、12月としては珍しく日中の気温が20ºCまであがり少し暑く感じる日でした。心配無用でしたが、先方から地球温暖化のことが話題に上がりました。今後の農業政策に影響が出るとか。

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2018年12月7日

 121日(土)は元学部長の松野先生と元事務長の岡田さんのご案内で「周防の幕末史跡を巡るツアー」に参加しました。山中副学部長と野崎隆之先生(理学部には野崎姓の教員が二人在籍)も同行されました。松野先生はかなりの幕末と明治維新マニアです。松野先生の詳しいガイドつきのツアーでした。

今回は、赤祢武人処刑の地(山口市椹野川沿い)→伊藤博文生家(伊藤博文記念館)→伊藤公記念館→清狂草堂と月性展示館→世良修藏の墓(周防大島)→ 克己堂跡→赤祢武人墓のルートで回りました。歴史的な詳細は松野先生のつぶやきのページをご参照ください。

20181207-01.jpg赤祢武人の碑(山口市椹野川沿い)

まずは山口大学から自動車で5分のところにある赤祢武人が処刑された場所(石碑)に行きました。私は小中学生時代、その辺りに住んでいたので何らかの石碑があることは知っておりましたが、赤祢武人という人物、処刑された地であること、なぜ処刑されたかなどまったく知りませんでした。今回勉強させていただきました。

 次に光市にある初代内閣総理大臣の伊藤博文の生家とその横にある記念館に行きました。昔の千円札の肖像画の伊藤博文候です。記念館の庭にはそのモニュメントがありました。野崎隆之先生(まだ30歳代)はこの千円札が使われていた頃を知らないそうです。年齢差を感じ少しショックでした。

20181207-0203.png伊藤博文の記念館と銅像

20181207-04.jpgこの千円札は私の子どもの頃は大金でした

 次に行った柳井市の清狂草堂と月性展示館では、展示館の方がいろいろと説明をしてくださいましたが、その説明員の方に松野先生が逆説明をしていました。説明員の方は松野先生の博識に脱帽。専門家と勘違いされるほどでした。本当は情報科学の専門家ですが。

 その後、橋に船が衝突する事故のあった周防大島へ。ちょうど橋の通行制限も解除になり、断水も解消したタイミングでしたので島に渡って世良修藏の墓へ。山の中でした。再び本土に戻り、克己堂跡へ。克己堂は江戸時代の西の萩の松下村塾に並ぶ東の私塾でした。ここでちょっとしたハプニングが。克己堂のあるところは、海辺の静かな集落。そこへ、画像のような怪しいオヤジたちがうろうろ。写真を撮っていたら、おまわりさんがスクーターでやってきて何をしているのか聞かれました。もちろん事情を説明し何事もありませんでしたが、私たちも「こんな怪しいオヤジたちがうろうろしているのに何も声をかけないおまわりさんであれば問題だ。きちんと任務を果たしている。」とわけのわからない賞賛。最後に近くにある赤祢武人のお墓に参って帰途につきました。

20181207-0506.png克己堂跡

20181207-0708.pngこんな怪しいオヤジたちがうろうろしていれば、おまわりさんも放ってはおけません

 ツアーの途中で、岩国市由宇町の「力寿司」に寄りました。私にとっては久しぶりの力寿司でしたが、山中先生と野崎隆之先生は始めて。大きい寿司に驚かれておりました。

 私は幕末・明治維新マニアではありませんが、山口県で生まれ育ったので興味はあります。しかし、歴史の事実をあまりにも知らないことに気づかされました。若い頃は物理学と音楽に興味が集中し、企業に就職していろいろなことを知ってからは、自然科学全般、工学、語学、経済学にも興味が広がりました。教育という仕事についてからは、人を惹きつけ育てることの大切さを知り、歴史というものにも目を向けるようになりました。人間、成長ともに世界が広がり、さらに成長をし続けるものですね。私は人間というものはこの世からいなくなる直前まで成長できると信じています。

今後も住んでいる近くの歴史探索ツアーに出かけてみたいと思います。特に山口市は室町時代には守護大名大内氏が治めた場所。山口は西の京とも言われ、当時は京の都に次ぐ賑わいだったとか。今、自宅を「大内御堀」という場所に構えている私ですが、休日には自転車でその辺の大内氏を巡る歴史探索をしてみようと思います。それに加え江戸時代に萩と防府を結んだ参勤交代に使われた萩往還も近くにあります。高杉晋作がある峠で待ち伏せされているのを察知し、回り道を決心し、実際に回り道のために曲がったといわれる交差点も近くにあります。幕末でも鍵となった場所のようです。

20181207-09.jpg力寿司の寿司。ナイフで切って食べます。

2018年12月5日

 最近の学部長のつぶやきはイベント報告が続いています。11月25日(日)はリレーマラソン大会に出場しました。このリレーマラソンは1チーム10名以内で42.195 kmを走る競技で1周2 kmのコースを交代で走ります。出場したきっかけは、工学部、農学部、理学部の3学部長、そして、事務長の6人で食事をした際に、工学部の事務部長にお誘いを受けたからです。新米学部長の野崎は、学部間連携をスムーズにするためにはここは出場するしかないという使命感から、副学部長の山中先生を巻き添えにして出場しました。

20181205-01.JPGリレーマラソンの会場のきららドーム(山口市内)

20181205-02.JPG山中副学部長も巻き添えにして出場

 休日は、ストレス発散、肥満防止、好きなお酒をいつまでも飲むための健康つくりを目的として5-10 kmのジョギングをしている私ですが、スピードにはまったく自信なし。5 min/kmを目標に、2周の予定で出場しました。結果はおおよそ目標達成でした。
チームのエースは農学部の宮田教授。チーム内で最も長い距離を走っていただきました。山中先生も頑張って走られました。チーム内に教員は私を含め3名でしたが、その中で私のタイムが最も悪かったです。チームの他の方々は事務系職員のみなさんで、半分は初めてお会いした方も。もう1チーム出場しましたが、そちらのチームの方もほとんど初めてお目にかかる方々でした。大学もさまざまな部署があるので、すべての人を知っているわけではありません。今後、仕事でご一緒する可能性もある方々とお知り合いになれたのはよかったです。

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   我等がチームのエース宮田教授(農学部)

 最終結果は3時間22分40秒。一人で走ったらこのようなタイムではぜったいに走ることはできません。(ちなみにもう一つのチームは3時間を切りました。)力を合わせることの大切さを再認識できました。来年は理学部だけで学生さんもいっしょに出場できたらと思います。

20181205-05.JPG私が参加したチームのみなさん

20181205-06.JPGもう1チームの皆さんといっしょに

20181205-07.JPG最終結果は3時間22分40秒

2018年12月4日

 1123日(金:勤労感謝の日)は理学部の教員と事務系職員とその家族で日帰りバス旅行に出かけました。行き先はお隣福岡県の糸島市です。糸島市は福岡市の西隣であり、九州大学の新しいキャンパスのすぐ近くです。

20181204-02.JPG 職場旅行でありがちなバスの中での宴会、私たちも例外はなくバスに乗車と同時に乾杯からバス旅行が始まりました。最初の目的地は手造りハム工房。そこではウィンナーソーセージの手作り体験をしました。まずはみなさんエプロンと帽子を着用して準備。怪しいオヤジ軍団が笑いを誘っておりました。

 工程の最初は原材料のぶたの腕肉を小さく切る作業。みんなで手分けをして包丁で切っていきました。小さな骨やリンパや血管を取り除きます。工房の壁には豚さんの写真と部位の絵も。子豚の写真がリアルで複雑な気分になりましたが。次は切った肉に味付けをし、ミンチ状に加工します。

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 今回造るのは羊の腸詰ソーセージです。さらに細かくした肉のミンチを専用の機械を使って羊の腸に詰めていきます。ソーセージの形になってきました。その後、ひねりを加え、はさみで切って、ソーセージを完成させます。ウィンナーソーセージの美味しい食べ方のレシピもいただきました。

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20181204-11.JPG ソーセージ造り体験の後は、造ったソーセージや他の肉を炭火で焼いてバーベキュー。とても美味しかったです。みんな楽しい時間を過ごしました。一人700gずつのソーセージをお土産に持って帰りました。

 

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 次は酒蔵の見学。日本酒好きの私にとってはとても楽しい場所でした。ちょうど秋の蔵開き。杜氏さんなどが切る法被も着ることができご満悦。日本酒も試飲することができ、とても幸せな時間でした。もちろん日本酒は買って帰りました。

20181204-13.JPG 最後にはこんなところにも寄りました。中高年にはすでにお腹一杯でラーメンは無理でしたが、若い人たちはラーメンを食べていました。ちなみに満面の笑みでラーメンを運んでいるお嬢さんは店員さんではありません。理学部の事務職員さんです。

 このバス旅行は昨年度から始まりました。最近企業などの職場では、このようなレクレーション行事がだんだんとなくなっているようです。そのような中、あえて日帰り旅行を開始した私たちの職場は、実は先進的なのかもしれません。事実、最近、社員の士気を高め、チームワーク力を強くするために運動会や社員旅行などのレクレーション行事を再開している企業もあると聞きます。このバス旅行、参加者の評判はとてもよいし、みなさん楽しかったという声が聞かれます。職場の横のつながりも強くなりよい効果が生まれていると感じました。来年はどこに行くのでしょうか。乞うご期待。

2018年11月29日

 大学生や大学院生は卒業・修了後、社会に出て行きます。(日本の場合)「大学」という場所は長かった学校生活を締めくくる最後の学校です。そういう意味では大学教員は重責を担っており、「学生が社会に出た後」をイメージしながら指導をしなければなりません。理系学部では、社会に出て必要となる能力の大部分を高年次での各研究室での活動の中で身につけます。研究室での研究活動の中での教育はそれまでの大学教育の締めくくりとなる集大成です。

卒業生・修了生(OB/OG)が休暇等のときに大学・研究室を訪問してくれることがあります。大学教員にとってはとても嬉しいときです。OB/OGが今現在行っている業務、取り組んでいる課題、同僚や上司とのコミュニケーション、いろいろな話を聞かせてくれます。話を聞きながらOB/OGが学生時代だった頃を思い出し、当時私がそのOB/OGの「社会に出た後」をどうイメージしていたかを検証します。大きく間違っていなかったことが確認できたときはほっとします。そのようなときに大学教員という仕事のやりがいを感じます。

20181126-1.jpg野崎の研究室の卒業生の長岡さん(左)と現役学生と私

 先日、2年前に私の研究室を卒業し、現在滋賀県のメーカーに勤務しているOBの長岡さんが研究室に寄ってくれました。研究室の後輩たちにいろいろな話をしてくれ、後輩たちも熱心に話を聞いておりました。OB/OGの話は現役学生にとっては最も有効な「生きた情報」です。大学教員には今現在の企業などの「生きた情報」はなかなか語れません。私たち教員は、OB/OGが後輩学生たちに直接話をしてくれることは教育上とても助かります。

学生たちに食事をご馳走してくれるOB/OGも多いです。今も昔もそのようなOB/OGを学生たちは大歓迎します。むしろ「OB/OGが来訪する」=「食事を奢ってもらえる」だと思います。

 先日、情報科学分野の末竹教授の研究室にも今年3月に大学院を修了した山田さん(山口のIT企業)と沖田さん(大手の通信系企業:大阪勤務)がそれぞれ訪問してくれたそうです。末竹教授がとても嬉しそうにお話しされておりました。お二人は学生時代には私にも親しく話しかけてくれたりしてくれましたので、今社会で頑張っていることを聞き、私も嬉しく思います。OB/OGが卒業・終了しても気軽に訪ねてくれる山口大学理学部でありたいものです。

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末竹教授研究室の修了生の山田さん(左写真:左)と沖田さん(右写真:中央奥)

2018年11月21日

 秋のいろいろな学部行事も一段落し、ほっとしていたちょうどそのとき、山口大学理学部きっての自然派教員詩人、山中副学部長からすばらしいポエムが届きました。


 一気に秋めき、冬間近。大学は後学期の授業が始まり2か月。そして、第3クオーターの試験週間でもあります。夏に比べ日が短くなり、寒くもなり、試験勉強のため一目散で家路に急ぐ学生さんの姿があります。試験が終わったら、しばし立ち止まって、秋の四辺形を眺めてみませんか?


霜月に思ふ

すーっ すーっと 伸びあがる  
あの暑さに さようなら 
彼岸花は 秋への道しるべ
心地よく 一息ついた

朝露 夜露 大地を潤す 
自然の恵みよ こんにちは 
稲穂 垂れ 木の実が 熟す
心地よく 一息ついた

ひんやりと 輝く夜の 四辺形 
秋の使いよ こんばんは
翼もつ 天馬ぺガスス 夜空を駆ける

地球がまわり 季節が巡る

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師走まえ 「ぼやき」でひとつ 箸休め  

週刊「つぶやき」 乞うご期待

2018年11月12日

 11月3日(土:文化の日)は大学の行事と理学部の行事がありました。

  午前中は維新公園内のアリーナで開催された「魅力発見フェア(JOBフェア2018)」に参加してきました。これは山口県や県内の大学、高専等が開催する山口県内企業や自治体による働く場所を学生に紹介する行事です。理学部の学生は3年生になるくらいまでなかなか就職に興味を持ちません。

20181112-09.png「魅力発見フェア(JOBフェア2018)」会場の様子

その点、工学部の学生とは大きく違う点だと思います。そこで早い時期から就職を意識してもらおうと、このJOBフェアへの参加を学生には強く勧めております。とりあえずは企業での仕事に興味を持ってもらうことが目的です。理学部の学生は山口県、福岡県、広島県の3つ県の出身者が多いので、みんなが山口県内に就職を希望するわけではありません。もちろん山口県内の企業に興味を持って就職してくれれば、それはそれで歓迎ですが。

 当日、開始の10時に会場に行ってみるとすでにたくさんの人が来ていました。その中には理学部の学生もたくさんいました。1年生が多かったのは印象的でした。理学部の学生は基本的に真面目なので、1年生くらいだと教員が勧めたことには一応反応してくれます。私は長く就職担当をしておりますし、山口県内の企業で働いたこともありますので、各社のブースを回り、担当者にご挨拶したり、名刺交換をしたりしました。1人でも多くの学生が自分に合った仕事に出会って欲しいです。

20181112-03.JPG理学部後援会懇談会のプログラム



 午後からは理学部後援会の懇談会を開催しました。理学部後援会とは小中高等学校におけるPTAのようなものです。学生の保護者と教員が会員です。懇談会では理学部長である私が最近の理学部の状況等を説明し、その後、2名の学生が代表で大学での活動について披露してくれました。今年は地球圏システム科学科の3年生の福岡さんが地質巡検とその成果を使った進級論文作成について、化学の大学院2年生の長下さんが研究成果のプレスリリースと海外渡航について、それぞれとてもよいプレゼンテーションをしてくれました。参加した約150名の保護者の皆様方からは大きな拍手がありました。

20181112-04.JPG懇談会の様子。約150名の保護者の参加が
ありました。緊張しながら挨拶をする私で
す。3年生の福岡さんと大学院2年生の長下
さんが学生生活の報告をしてくれました。

 懇談会に引き続き理学部内の施設見学と各学科での懇談会も開催されました。そしてその後は懇親会へ。懇親会に参加したいからと毎年夫婦で参加される方もあります。懇親会では多少のアルコールも入りますので保護者と教員がリラックスをしていろいろな話で盛り上がります。皆さん、お帰りの際には「とてもよい会でした。来年も是非参加します。」とご満足に様子でした。よかったです。ただし、自分の保護者が懇親会に出席し、教員とお酒を飲みながら話をするなんて、学生にとっては気が気でないかもしれませんね。

 当日はとても天気の良い日でしたが、翌日、11月4日(日)も快晴の中、大学祭「姫山祭」が開催されました。姫山祭では、大学の事務系職員さんが「山大じむカフェ」を出店されておりました。私は所用で姫山祭は行けませんでしたが、副学部長の山中先生が参加されたようです。

20181112-05.JPG懇親会には県外からの参加者も多かったので、
山口の地酒「東洋美人」「金雀」「長陽福娘」
と山口大学の日本酒「長州学舎」をお出しし
ました。

20181112-06.JPG懇親会では乾杯の発声。緊張!

20181112-07.jpg保護者と教員・事務系職員の懇親会。大盛況

20181112-08.JPG姫山祭で事務職員の方々の出店の
お手伝いをする山中副学部長。

2018年11月9日

前回の学部長のつぶやきで取り上げた山口大学理学部サイエンスワールドは今年20周年でした。さらに今年は明治改元(明治維新)から150年です。明治維新所縁の地である山口をはじめ、薩長土肥ではさまざまな行事が行われております。この春には、山口大学農学部と鹿児島大学農学部が協力して「薩長同盟」という日本酒ができあがりました。

実はそのときから理学部版薩長同盟を構想しておりました。そしてこの度サイエンスワールドで「宇宙物理学薩長同盟講演会」を企画しました。山口と鹿児島にはそれぞれ国立天文台の保有する電波望遠鏡(パラボラアンテナ)があり、山口大学理学部と鹿児島大学理学部はその望遠鏡の運用を任されております。その関係で、両大学の理学部では電波天文学(宇宙物理学)の研究が盛んです。さらには両者で連携した研究を行っております。そこでこのような企画を思いつきました。

当日は鹿児島大学から半田教授と今井准教授をお招きし、本学部の元木助教を加えた3人を講師に一般市民向け講演会を開催しました。3人の先生方ともに星やブラックホールの誕生の研究の話を一般市民の皆様が興味を持っていただけるようにわかりやすく解説していただきました。私も聴講させていただきましたが、3人の先生方の伝え方はとても勉強になりました。市民の皆様からも活発な質問がなされました。

当日の模様はKRY山口放送が収録し、後日、ローカル情報番組の特集コーナーで10分弱の放映をしてくださいました。今後もこのような企画を積極的に行いたいと思います。

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元木助教(山口大)のダイナミックな講演

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半田教授(鹿児島大:左)と今井准教授(鹿児島大:右)
講演ではとてもわかりやすくお話いただきました。

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2018年11月6日

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朝のスタッフミーティングの後、
実行委員長の浦上先生の掛け声で士気を高め

 1027日(土)は「山口大学理学部サイエンスワールド2018」を山口大学吉田キャンパスで開催しました。サイエンスワールドは「サイエンスの面白さを一般市民の皆様、特に地域の子どもたちに伝えること」を目的に毎年開催しています。サイエンスワールド開催は今年で20周年となりました。私がまだ30歳代で助手だった頃、若手教員仲間中心に宴席でこの企画が持ち上がったのをきっかけに開催に至ったのをよく覚えております。山口大学理学部の存在を知っていただきたい、そしてサイエンスの面白さをわかってほしいという想いからでした。

現在は国立大学が外部に向け積極的に情報を発信したり、地域に向けた行事を毎週のように開催したりしておりますが、当時はとても珍しいことでした。広報活動で市内をめぐると「山口大学がこのような企画もされるのですね。とてもよいことですね。」といろいろな方から言われました。あれから20年、今では理学部を代表する地域貢献の行事となっており、リピーターが大勢押し寄せる毎年恒例の行事になりました。今年も1000名以上のお客様にご来場いただきました。ありがとうございました。

 このサイエンスワールドの出し物ですが、理学部の学生が運営しております。それ以外に教育学部の学生、県内の博物館などにもご協力いただいております。学生が5月頃から企画立案、準備を行います。私の担当している学科では、毎年、さまざまな学年の学生が同じグループに所属して企画をしております。上級生が持っているノウハウを後輩たちに伝えていくためです。

今年も面白い企画がたくさんありました。例年大人気のミステリーツアーは今年も大好評でした。来場された市民の皆様方、特に子どもたちには笑顔がたくさん見られました。当日は山口大学のホームカミングデー、今年のサイエンスワールドはホームカミングデーの1企画として開催しました。その効果で、例年のホームカミングデーでは見られなかった子どもたちの姿が多かったとか。少しはホームカミングデーに貢献できたようです。

 さて、20周年の節目を終えたサイエンスワールド、来年はどのような姿になるのでしょうか。乞うご期待!

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出展ブースでは多くの子どもたちが楽し
んでくれました。学生さんの対応もとて
もうまかったです。

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例年大人気のミステリーツアー。
今年も多くの参加者がありました。

2018年11月5日

 1023日(木)は山口ケーブルビジョンさんに学生さん二人と行って来ました。その週の土曜日に開催された山口大学理学部サイエンスワールドのPR番組の収録でした。山口ケーブルビジョンの番組は山口市、防府市、宇部市を中心とした山口県中央部に敷設されているテーブルテレビのみで放映されます。いわゆる地域限定の番組であり、その地域だけに広報をしたい場合は威力を発揮します。毎年、山口ケーブルビジョンさんはPRに出向きます。今年はたまたま私の住む自治会におられる製作部の方が先方におられ、その方のお世話でPR番組の枠をとっていただきました。

 当初は4年生の女子二人が出演の予定でしたが、そのうちの一人が当日の集合時間になって研究室の電波天文観測が長引いて参加できなくなったと連絡してきました。残りのAさん一人だけで出演させるのもプレッシャーを感じてかわいそうだと思ったので、急きょ、私の研究室の大学院生のB君に代役をお願いしました。B君には時間が空いているのであれば仕事を手伝って欲しいとお願いしたところ快諾してくれました。その後、B君に具体的な仕事の内容を告げたのは自動車に乗る直前でした。ちょっとしたパワハラかもしれませんね。(ごめんなさい。)

 以上のような経緯で突然番組出演が決まったB君、最初は「え~と」驚愕でしたが、キャスターさんとの簡単な打ち合わせが始まると着々と打ち合わせをこなし、本番へ。結局、番組中でしゃべった割合は、数日前から覚悟していたAさんが1割に対して収録1時間前に出演が決まったB君が9割。その度胸とコミュニケーション能力には感心させられました。ただ、Aさんの時間にして1割のことばもとてもインパクトのあるものでした。二人とも、キャスターさんの役割と自分たちそれぞれの役割をよく理解してミッションを遂行しておりました。Good job!

私の研究室にはB君の1学年上には大学院生がおりませんでしたので、学会や研究会での成果発表、種々の研究報告等々、日ごろからB君にはいろいろと引き受けてもらいました。B君のそのような経験の成果を実感できた1日でした。放映された番組をみた私の妻も「B君は急きょ出演したとは思えないほどうまく伝えている。」と感心しておりました。座学+実践のバランスの取れた教育、総合的な能力を身につけてもらうには重要です。B君は来春から山口県内の大手化学メーカーで研究開発業務に就きますが、活躍してくれると信じております。(自分のB君に対する種々の“メチャぶり”の正当化?)

2018年10月24日

 今週日曜日は私の自宅のある地区の体育祭(運動会)に参加しました。約2万人の人が住んでいる地区であり、盛大な運動会が開催されます。私は一昨年、自治会の体育委員であったため運動会のお世話をしました。その関係で今年もお手伝いで参加しました。この運動会は子どもから年輩者まで幅広い年代の方々が参加する毎年恒例の行事です。毎年100名以上の方々が参加されるので、そのお世話をするといろいろな方と知り合いになります。そのおかげで今では休日に自治会の中をジョギングするといろいろな方から声をかけていただけます。ありがたいことです。自治会活動への参加者が減っているといわれますが、私が住んでいる自治会ではまだまだ多くの方が参加されます。災害等のときに頼りになるのは自治会単位での活動とか。日ごろから近隣同士でコミュニケーションをとっておくことも大切だと思います。

 私の今年の役割は「打ち上げ係」でした。花火を打ち上げる係ではなく、運動会終了後に自治会で実施する懇親会の準備やお世話をする係です。周りからは「適任だ。」とおだてられました。言うまでもなく任された仕事に全力で取り組ませていただきました。

 運動会、小学生や中学生時代には参加しますが、その後はなかなか参加する機会がありません。最初に就職した企業では職場対抗の運動会があり、新入社員のときはいろいろな競技に出ました(出さされました)。おとなの運動会も意外に盛り上がるものだなあと感じた覚えがあります。みんな全力で競技をして一生懸命に自分の職場の選手を応援します。自然に連帯感が生じます。仕事では目立たない人が運動会では目立つ人もいます。他の職場の方の名前と顔を覚えることもでき、その後、仕事をお願いするのにも役に立ちました。運動会のような行事をやめていく企業がある中、最近は逆に復活させている企業があるらしいです。職場の連帯感を出し、チームワーク力を高める効果があるそうです。

 昔、中国からの留学生がお子様の小学校の運動会に参加して「日本の運動会はとてもよい文化だ。」と言われておりました。当時の中国の学校の運動会は陸上の記録会だとか。日本の学校の運動会はゲーム性があったりダンスをしたりで運動が苦手な子でもある程度楽しめるからだということでした。私は走るのが遅い子どもでしたので、小学生時代の運動会は少し憂鬱でした。それも適当に乗り越え、あとはしっかりと楽しんでおりました。日本特有の運動会、いろいろとよいところもありそうですね。

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 現在の山口大学では一部の学生団体が主催するもの以外、運動会は開催されません。理学部では学科対抗の学部長杯ソフトボール大会を開催しており、学生も教員も盛り上がります。異なる学年の学生同士の交流が少なくなっている今、各学科内で、学年を超えた学生同士のコミュニティーが形成されるという副産物もあるようです。そのうちに理学部大運動会の開催を目指すのもよいかもしれませんね。運営は学生さんにしてもらう形で。行事の運営の経験は社会に出てから役に立つでしょう。開催にいたったときは、騎馬戦の大将は学科長の先生方で。

2018年10月22日

 10月20日(土)は本学時間学研究所主催の時間学特別講演会2018「チバニアンから学ぶ、時間学としての地質学」を聴講しました。講師はチバニアン研究グループのリーダーであり。茨城大学理学部の岡田誠教授です。岡田先生は現在、本学の客員教授でもあります。山口大学理学部と茨城大学理学部は今年3月に教育・学術交流に関する学部間交流協定を締結しております。その関係で、今回の時間学特別講演会は理学部も主催させていただきました。
 チバニアンとは77万年前から12万6千年前までの年代を「チバニアン(千葉時代)」と名づけようとするものであり、その年代の世界的な基準となる地層として千葉県市原市の地層を申請しようというものです。チバニアンと山口大学の初代学長の松山基範先生の研究成果には少し関係があります。その辺りについては2017年度理学部ニュースをご覧ください。
岡田先生の講演では地質年代の基本的な話から、チバニアンの命名、申請の経緯まで幅広い話をしていただきました。とてもわかりやすく、興味を惹かれる内容でした。約100分にわたる長時間の講演にもかかわらず、最初から最後まで集中して聴くことができました。来場者のほとんどは一般市民の皆さんでしたが、講演後は活発な質問がありました。私自身、久々に聴きごたえのある講演でした。
会場の外のロビーでは、山口大学初代学長の松山基範先生の研究業績等を説明したパネルを展示させていただきました。講演終了後は来場者の皆様が熱心にパネルを見られていました。

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講師の岡田誠 教授(茨城大学理学部)

 休日の午後のひと時を講演会に参加して過ごし教養を身につけるような余裕のある生活、いいですね。そのような場を一般市民の方々にご提供させていただくこと、大学の重要なミッションの一つです。これからも市民の皆様に自然科学に触れ合うさまざまな機会をご提供させていただきます。

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会場外のロビーでは山口大学初代学長の松山基範先生の業績を展示しました