山 口 大 学 |
近 着 ニ ュ ー ス |
理 学 部 |
| インド,バンガロール大学訪問 地球圏システム科学科 教授 加納 隆 |
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このたび,理学部における国際化推進事業の一環として,インドカルナタカ州立バンガロール大学地質学教室を訪問し,講義ならびに現地における野外実習・野外巡検・研究交流を行いました.期間は,11月15日〜29日,参加者は,地球科学分野の大和田正明教授・大学院生の上塘 斎(かみとも いつき)と筆者の3名でした.今回の交流事業は,1992年以来親交のあった地質学教室のM. Jayananda博士の協力により実現したものです.宿舎の手配をはじめ,講演のセッテイングや現地見学のアレンジと案内など,約2週間つきっきりでお世話をしていただいた同博士に感謝いたします. Jayananda博士は,インド南部デカン高原に分布するダルワールクラトンという地球最古の時代の岩石研究の第一人者で,多数のすぐれた論文(もちろん国際誌)を発表され,現在IUGS(国際地球科学連合)の機関誌EPISODEの主任編集者として活躍中です.山口大学へは,1999年学術振興会短期招聘研究者としてお招きして以来,ほぼ隔年毎に地球科学教室に滞在され,研究交流をしているおなじみの方です.また同博士のはからいで,インド地質学会最長老で,92歳の今なお学会機関紙に健筆をふるっておられるラダ・クリシュナ博士に面会することができ,インドの哲人とはこのような方かと実感しました. 今回のハイライトは,同地の学生への講義もさることながら(実は我々にはこれが最も頭痛の種だった),約35億年から25億年前の地球最古の地質時代(始生代)の岩石を実際に見学し,その道のエキスパートから直接教えを受ける機会を持てたことです.大陸がどのようにしてできたか,というのは現在の地球科学の大テーマの1つであり,そのカギは大陸の古い岩石にあります.それらを自分の足で踏みしめることができたのは,我々にとって,また院生にとっても得難い体験になりました. 講義題目: 加納 隆:カリ長石の温度型と花崗岩体の冷却史,日本の顕生代花崗岩とインド始生代花崗岩の比較 大和田正明:最近の日本南極観測における地質調査とゴンドワナ大陸の形成問題 |
![]() 写真1 講義が終わった後で.スタッフと参加者一同.バンガロール大学地質学教室正面玄関にて. 前列向かって右から5番目がJayananda博士. |
![]() 写真2 大和田さんの講演.大教室にて. |
![]() 写真3 学生の質問に答える. |
![]() 写真4 現地見学.Jayananda博士から実物を前に説明を受ける. 踏みしめている岩石は25億年以上前のもの.思わず足元を見る. |