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2016年度

[2017/3/30] 安達健太准教授(化学)の研究グループが低環境負荷触媒を使用した湿気反応性高速硬化型樹脂を開発

【技術概要】

分子内に含ケイ素基を有する変性シリコーン樹脂は空気中の水分と反応して室温で硬化します。(下図参照)この硬化反応における副生成物は水のみであり、揮発性有機化合物(VOC)は発生しません。シラン硬化反応を速やかに進行させるために硬化触媒として一般的に用いられる有機スズ化合物は、重金属であるスズを含有しているため、近年は人体に対する危険性や有害性が指摘されていました。
今回、大学院創成科学研究科理学系学域(化学分野)の安達健太准教授の研究グループは、スズを含まない金属錯体とアミン化合物からなる新規硬化触媒を開発しました。また、この新規硬化触媒を分子内にアルコシキシラン基を有するポリオレフィン系硬化性樹脂に含有させ、新規の硬化性樹脂組成物を得ることに成功しました。この硬化性樹脂組成物は、環境負荷が小さく、常温で極めて早く硬化することを確認しています。加えて、ポリエチレン、ポリプロピレンといった難接着プラスチックへの強力接着も可能です。この特徴を生かすことで自動車部材や建材用途の接着剤やシーリング材などへの用途が見込まれています。
なお本技術は、2010年(平成22年)~2011年(平成23)にかけての理学部ハイライト研究(現 理学部ステップアップ研究)による研究成果の一部です。[詳しくはコチラ]

 

本技術に関する紹介記事が化学工業日報に掲載されました。(平成28年12月5日)

クリックで拡大

【語句説明】

硬化:化学的に分子同士を連結し、物理的・化学的性質を変化させる化学反応。

(例:イソプレン(ラテックス)は硫黄と反応し、硬化することで天然ゴムになる)

揮発性有機化合物(VOC)

常温常圧で大気中に容易に揮発する有機化学物質の総称〔VOC:Volatile Organic Compounds〕
VOCは空気を汚染し、シックハウス症候群や化学物質過敏症などの健康被害を引き起こす

有機スズ化合物

様々な化学反応において触媒として使用されている。有機スズ化合物の一部は、ごく低濃度で貝類の雌(メス)を雄(オス)化させることが実験的に明らかになっており、近年、環境ホルモンとして疑われている。


【本研究に関するお問い合わせ先】

山口大学 産学公連携センター
E-mail: yuic "at" yamaguchi-u.ac.jp (“at”を@に変えてください)
TEL. 0836-85-9961

山口大学大学院 創成科学研究科理学系学域(化学分野)准教授 安達健太
E-mail: k-adachi "at" yamaguchi-u.ac.jp (“at”を@に変えてください)
http://www.materchem.sci.yamaguchi-u.ac.jp/

[2017/3/13] 化学分野の大学院生、富永亮さんが国際学会で受賞

 

[2017/3/21] 第8回理学部講演会が開催されました

2017年3月16日(木)に、広島大学大学院先端物質科学研究科の上野 勝先生による第8回理学部講演会「染色体の高次構造や動きの解析で見えてくる新しい染色体機能発現機構について」が、理学部11講義室で開催されました。上野先生の講演では、分裂酵母の染色体のセントロメアやテロメアが生きた細胞の中で動く様子が蛍光顕微鏡観察像として示されました。そして、染色体の動きに影響をおよぼす要因についてお話されました。講演の後半では、染色体末端を保護するPot1タンパク質の機能の欠損で、環状化した染色体が形成されることや、環状染色体の維持に着目した研究について紹介されました。講演後には、参加者から活発な質問があり、染色体の機能についての理解を一層深めることができた講演会でした。

 

 

宮川 勇

[2017/2/20] 田中和広教授最終講義「四次元の科学を目指して」

2017年2月18日(土)に田中和広教授の最終講義として「四次元の科学を目指して」が開催されました.

全国から著名な方々約130名の皆様が来場され,たいへんな盛り上がりなか,田中先生の最終講義が始まりました.田中先生の研究,教育,学生に対する熱い熱い想いがあふれる90分でした.

[2017/1/26] 理学部研究交流会開催

平成29年1月6日 大学会館において理学部研究交流会が開催されました。

今年度は,理学部以外からの参加者も多く,70名以上の出席者がありました。

教員による13件の講演,学部生・院生による17件のポスター発表は,どちらも時間が足りないほどの活発な討論

が繰り広げられました。

また,今年度より,ポスター発表にはベストプレゼンテーション賞が設けられ,以下の4名の方が表彰されました。

 

 

[2017/1/18] 第7回理学部講演会が開催されました

2017年1月18日に国立遺伝学研究所 細胞建築研究室 木村暁先生による講演会が開催されました。

講演会には、生物が専門の学部生・院生・教職員に加えて、理学部の他専攻の方を含め、約20名が参加しました。

細胞内の核がどのように中央へと移動するのかについて、細胞内で働く力の特徴と大きさの推定、分子生物学的な力の発生機構の解釈、さらには実際の力の測定に至るまで、幅広い観点からの話をして頂きました。

参加者からは生物学的な観点に加え、力という物理的な側面からの質疑応答が活発に行われ、熱い議論が行われました。

細胞の機能を発揮するため、さらに細胞内構造を構築するためには、どのような力が必要なのか、という一般的な生物学とは異なる観点の研究に触れる、非常に良い機会になったと思います。

 

原 裕貴

[2017/1/10] 第5回理学部講演会が開催されました

10月13日の午後に14番教室で上條先生(理学部化学教室)による講演会が開催されました。
化学を専攻している学生さんを中心に、化学教室の先生方や生物教室の先生、九州大学理学部化学科の徳永先生、ならびに理学部長である松野先生を含むおよそ40名が参加しました。
山口大学へ着任後の4年半の間に新たに着手・報告された14種類の合成変換法のうち、最新の研究成果である6個の反応を紹介していただきました。
そのなかには、現在進行中のプロジェクトも含まれており、講演後は時間が不足するほど熱く議論が交わされました。

 

安達 健太

[2016/12/26] 第6回理学部講演会が開催されました

2016年12月21日(水)に、琉球大学医学研究科の松波雅俊博士による理学部講演会「エゾサンショウウオ幼生の表現型可塑性についての生態発生学」が理学部 14番教室で開かれました。松波先生は、エゾサンショウウオが示す環境の変化に対する表現型可塑性(形態の変化)のメカニズムの理解を目的とした、転写産物や一塩基多型の解析を駆使した解析結果についてお話しいただきました。当日は、参加した生物を専門とする教員や学生にもわかりやすく研究内容について話していただきました。普段なかなか接することのない、生態学や進化学の観点からの話を聞くことができ、多角的な視点から研究を行う重要性を感じることができる講演会となりました。

 

原 裕貴

[2016/12/26] 望月健太(地球圏システム科学科4年)がドイツ調査船へ乗船

10月18日〜11月2日の16日間,地球圏システム科学科4年の望月健太が,ドイツ調査船「Sonne(ゾンネ);船名はドイツ語で太陽の意味」に乗船し,紀伊半島沖で行われた航海番号「SO251-2」次航海に参加した.

この研究航海では,南海トラフと呼ばれる南海・東南海地震の震源域での総合的な海底調査が行われた.首席研究者は,ブレーメン大学の海洋地質学者のアキム・コップ教授であり,ほかに,インスブルック大学の海洋地質学者のミカエル・シュトラッサー教授,ハワイ大学の地球物理学者のグレゴリー・ムーア教授らが参加した.望月は海底堆積物採取に関わる任務を主として担当し,株式会社マリンワークジャパンの技術者と共に任務を遂行した.

研究航海の概要は,ブレーメン大学のウェブサイトに掲載されているほか,ドイツ各紙でも取り上げられている.

https://www.marum.de/en/Logbuch_SONNE_251.html

[2016/12/16] 平成28年度「理学部OBとの就職茶話会」

平成28年度のOBとの就職茶話会が平成28年12月10日(土)に鴻理会(理学部同窓会)との共催で開催されました。今年は約70名の学生が参加しました。OB/OGは、鴻理会からご紹介いただいた以下の卒業生の方々が引き受けてくださいました。尚、今年度からは、大学院創成科学研究科博士前期課程の授業科目「キャリアデザインI」の1週分の授業と兼ねての開催でした。

 

来学されたOB/OG(敬称略)

____ 梅本 浩司 (昭和58年数学科卒業)
中村女子高等学校
澤田 薫
(平成17年自然情報科学専攻修了)
東洋紡株式会社
山本屋 智章 (平成22年物理・情報科学専攻修了)
株式会社宇部情報システム
山口 真奈 (平成28年物理・情報科学科 物理学コース卒業)
株式会社宇部情報システム
泉谷 しのぶ (平成25年生物・化学科 生物科学コース)
株式会社エブリイホーミイホールディングス
岡畑 甫
(平成23年応用分子生命科学系専攻修了)
渡辺化学工業株式会社
石原 朋和 (平成20年地球科学専攻修了)
山口県 防府土木建築事務所

 

茶話会は、最初に参加者全員での全体会があり、松野理学部長の挨拶、続いて鴻理会の友永会長の挨拶がありました。その後6つの会場に分かれ、それぞれのOB/OGの茶話会が開催されました。茶話会では、まず、卒業生から、現在所属している勤務先の業種やご自身の業務について紹介がありました。さらに自身の就職活動、社会人として働くことの心構え等を学生にお話ししていただきました。茶話会は2回実施され、学生は2つの会場を選んで参加することができました。茶話会は終始リラックスした雰囲気で進み、学生からOB/OGに対して積極的な質問が出ておりました。茶話会終了後は1会場に集まり、自由懇談会が開催されました。学生に対するアンケート結果によると、参加した学生には好評だったようです。

[2016/12/12] リチウムを含む新鉱物「村上石」の発見

[2016/11/17] 創成科学研究科の武宮淳史准教授が日本植物学会賞奨励賞を受賞!

大学院創成科学研究科理学系学域生物学分野の武宮淳史准教授が、「気孔開口におけるフォトトロピンシグナル伝達機構の研究」で平成28年度(第13回)日本植物学会賞奨励賞を受賞し、9月17 日(土)に宜野湾市で開催された「日本植物学会第80大会」において表彰されました。

公益財団法人日本植物学会は、1882 年に創立され130年を超える伝統ある学会です。平成16年度より社団法人日本植物学会賞(以下日本植物学会賞)を制定し植物学に関する研究業績の表彰を行っており、奨励賞は、優れた研究を行い将来の発展が期待される若手研究者に授与されます。

植物は光を光合成に必要なエネルギーとして利用するのみならず、周囲を取り巻く環境情報として利用することにより、自身の成長を最適化しています。フォトトロピンは植物に特有な青色光受容体で、光屈性や葉緑体定位運動、気孔開口、葉の伸展など、光合成機能の最適化や成長の促進に関わる多様な光応答を制御します。フォトトロピンは光受容に伴い活性化する受容体キナーゼであり、何らかの基質タンパク質をリン酸化することで光情報を伝達すると考えられてきましたが、その実体については不明でした。気孔を構成する孔辺細胞では、フォトトロピンにより受容された光情報は、効果器としてはたらく細胞膜H+-ATPaseを活性化し膜電位を過分極させ、気孔開口の駆動力を形成します。しかし、フォトトロピンがH+-ATPaseの活性化を導く情報伝達の仕組みについてはこれまで謎に包まれていました。

武宮准教授は、赤外線サーモグラフィという温度を可視化する特殊なカメラを用いて気孔開口を視覚的に検出するシステムを構築し、シロイヌナズナ突然変異体を対象とした大規模スクリーニングから、気孔開口の必須因子として働くBLUS1(BLUE LIGHT SIGNALING1)キナーゼを発見しました。つぎに、孔辺細胞を用いたリン酸化プロテオーム解析から、BLUS1がフォトトロピンにより直接リン酸化されること、このリン酸化はシグナル伝達に必須のメカニズムであることを証明し、長らく不明であったフォトトロピンのリン酸化基質を世界に先駆けて同定しました。さらに、BLUS1の下流で情報伝達に関わるPP1ホスファターゼを同定し、当該因子が気孔開口の光情報伝達のみならず、気孔閉鎖を導く植物ホルモン・アブシジン酸情報伝達とのクロストークを仲介することを明らかにしました。

これらの成果は、植物の光応答およびシグナル伝達研究のモデルとなり、植物科学や光生物学の研究分野に大きな前進をもたらすもので、世界的にも高く評価されており、今後、益々の活躍と研究の発展が期待されます。

詳細は以下からご覧になれます。
(公益社団法人 日本植物学会Webページ)
http://bsj.or.jp/jpn/members/information/2813.php

[2016/10/27] 「うぐいす張りのメカニズム」研究チームへインタビュー

 



[2016/10/24] 平 理沙さんがベストプレゼン賞を受賞

[2016/9/30] 西山尚登さんが優秀学生発表賞(ポスター)を受賞

2016年9月6~8日に行われた2016年光化学討論会で理工学研究科博士後期課程環境共生系専攻(D1)の西山尚登さんが優秀学生発表賞(ポスター)を受賞しました。発表タイトルは「可視光応答型白金イオンドープ酸化チタンの高活性化の因子」で、指導教員の山﨑鈴子教授と連名です。

[2016/9/9] 原助教が国際細胞生物学会で最優秀ポスター賞を受賞

山口大学大学院創成科学研究科 原助教が、チェコのプラハで開催された"12th International Congress of Cell biology”(第12回国際細胞生物学会議)で、Best Poster Award(最優秀ポスター賞)を受賞し、7月25日に現地で表彰されました。

この国際会議は世界各国の細胞生物学者からなる国際細胞生物学連盟が開催しているもので、今回は2016年7月21日から25日まで、世界中から約500名の科学者を集めて開催されました。Best Poster Awardは、この国際会議の出席者の投票によって選ばれた7件のポスターに対して与えられる賞です。原先生は、「Positioning of the nucleus inside the cell regulates the nuclear expansion by changing dynein-based accumulation of membranes」の題目で、細胞内の細胞核の位置に依存して細胞核サイズを制御する機構に関する成果を発表しました。

[2016/9/9] 第4回理学部講演会が開催されました

9月1日に理学部講演会「低周波電波天文学で探る宇宙」が開催され、講師である赤堀卓也 氏(鹿児島大学大学院理工学研究科)に“センチ波偏波観測のサイエンスと将来計画SKA”という題目で講演して頂きました。講演会には物理・情報科学科の 学生・教員だけでなく、他学科の教員も含む計20名ほどの方にご参加頂きました。

我々の存在する宇宙にはバリオン(恒星や銀河などの物 質)が満ちています。しかし現在の宇宙の標準モデルで予想されるバリオンの存在量に比べ実際の観測によって知られている量は非常に少なく、このことが物理 学における大きな謎の一つとなっています。この問題を解決するためには低周波電波(マイクロ波)を用いて宇宙空間に存在する磁場の様子を観測することがい かに重要であるか、理論モデルの構築・電波観測の実施と幅広いスタイルで研究を進めてきた赤堀さんご自身の最新の研究成果を交えながらお話して頂きまし た。

また最後には講演内容に関することだけでなく、学生と講師の間でアカデミック分野に進んでいく上での苦労などに関しての質疑応答もあり、幅広い視点でアクティブに研究を推進している若手研究者との交流は刺激的でとても良い機会となりました。

 

2016年9月6日
物理・情報科学科 新沼浩太郎

[2016/9/9] 第3回理学部講演会が開催されました

【内容】

『外場を利用した材料制御・最先端計測の最前線』と題した山口大学研究推進体「先端的計測・分析基盤技術の創出」と物質構造解析研究会のジョイントセミナー(※)が、2016年8月26日(金)山口大学理学部14番講義室にて開催されました。

80名を超える参加者(本学理学部・教育学部・国際総合科学部・産学公連携センターの教職員、学部生・大学院生、近隣企業技術者)が本講演を聴講しました。講演終了後も活発な質疑応答が行われ、好評のうちに終了致しました。

 

特別講演2件【徳島高先生(理研)・河野誠先生(カワノラボ)】と一般公演ポスター18件【近隣企業、他大学からの発表含む】が行われました。
徳島先生には、軟X線を使った新しい分光技術の紹介から、表面・界面に吸着した分子状態に関する最新の研究成果について判り易くお話し頂きました。
河野先生には、磁場を用いた新しい微粒子分析法の紹介(磁気泳動法)と、我々の生活にとって馴染みのあるインク・化粧品中に含有する微粒子の磁気泳動挙動について判り易く解説して頂きました。

 

場所を移した第一学生食堂ボーノでの一般公演ポスター発表では、計測・分析化学の他に、高分子化学・クラスター化学・固体化学・構造有機化学・ソフトマター物理学などといった幅広い分野からの報告が多数あったことで、異分野間の交流を深める良い機会になりました。


(※)日本化学会中国四国支部・山口地区化学講演会を兼ねる


最後に本セミナーは、多くの団体にご支援頂きました。
以下、ご紹介させて頂きます。

 

主催:日本化学会中国四国支部
山口大学研究推進体「先端的な計測・分析機器基盤技術の創出」企画委員会
物質構造解析研究会
大学研究推進機構 先進科学・イノベーション研究センター 「光・エネルギー研究センター」
共催:山口大学理学部
後援:山口大学理学部後援会

[2016/9/2] 山口大学理学部サマープログラム2016

8月18日~24日の約1週間、「山口大学理学部サマープログラム2016」として、韓国・全南大学自然科学部より留学生8名を受入しました。留学生は、各研究室にて教員による指導のもと、リサーチインターンシップ(技術研修)と英語によるサイエンスコミュニケーションの研修を行いました。また23日には、秋吉台、秋芳洞の見学へ行った研究室もありました。

休日には本大学の理学部生と下関、角島等へ行ったり、バーベキューをする等学生同士の交流も深めることができたようです。

最終日にはクロージングセミナーを開催し、留学生が研修の成果を発表した後、修了証明書の交付を行いました。

留学生と教員、また学生同士で活発な意見交換ができ、有意義な研修となりました。

[2016/9/2]台湾への大学訪問について

 

[2016/8/4] 第1回理学部講演会が開催されました

8月4日16時より、九州大学理学院 谷村禎一教授による講演が行われた。最終的なタイトルは“ショウジョウバエの味覚と摂食行動の意思決定”で、味覚研究の第一人者である先生の、アミノ酸含有・非含有餌に対するショウジョウバエ成虫の摂食行動の違いに関する最新の研究をご紹介頂いた。特定のアミノ酸を欠いた状態で維持した成虫は、試験用のアミノ酸含有・非含有溶液を、摂取後30分程度で識別することが、シンプルな行動解析実験によって明らかにした研究成果で、発表時には全国紙等で広く報道されている。ショウジョウバエなど無脊椎動物の行動は、単純な反射だという先入観を持つ研究者が多いが、先生は、このような時間をおいてじっくりと適切な反応を示すハエの行動は、“意思を持って判断している”、と捉るのが適切であると解説された。明快な実験データで裏付けられた説得力のある解釈であり、多くの参加者が強い印象を受けた。

[2016/8/19] 第2回理学部講演会が開催されました

8月19日に菅原 武志 博士 (広島大学クロマチン動態数理研究拠点・特任助教)による理学部講演会「細胞核内クロマチン動態の新奇現象」が開催され、生物学科の学部生、大学院生、教員、さらに他学科・他学部の教員を交え20名ほどが参加しました。
細胞核内のクロマチン構造の動態に関する研究は、生物学分野でのホットなトピックスの一つで近年非常に解析が盛んになっています。特に細胞核内のクロマチンの配置と、クロマチンの機能である転写との関連性は高いことが知られています。講演会では、このトピックスに関する解析の歴史に始まり、菅原 博士ご自身が行われている分裂酵母内でのクロマチン構造の振舞いの数理解析の結果を分かりやすく解説して下さいました。

[2016/7/19]川俣純教授・鈴木康孝准教授らが北海道大学の研究グループと実施した共同研究論文が『Nature Chemistry』に掲載

川俣教授・鈴木准教授らの研究グループが北海道大学の研究グループと実施した共同研究論文が『Nature Chemistry』に掲載されました。

研究論文タイトル『Directionally tunable and mechanically deformable ferroelectric crystals fromrotating polar globular ionic molecules』

 

柔らかい結晶相を利用した分極自在な有機強誘電体開発に成功

 

図1 らかい強誘電結晶の薄膜化

[2016/6/27]岩楯好昭准教授が新学術領域「ゆらぎと構造」領域賞を受賞

新学術領域「ゆらぎと構造」では、領域において特に秀でた研究業績を挙げた研究者に領域賞を贈っています。第1回の領域賞に岩楯好昭准教授が選ばれ、九州大学で開催された第3回領域研究会で2016年6月18日に授賞式と受賞講演を行いました。

詳しくはこちら

[2016/6/22]林信雄さんが日本応用地質学会にて論文賞を受賞

[2016/6/22]林信雄さんが日本応用地質学会にて論文賞を受賞

6月10日に行われた表彰式の様子

 

2015年3月に,大学院地球科学分野で博士号を取得した林信雄さんが,日本応用地質学会にて論文賞を受賞されました.受賞対象となった論文は,博士論文の一部を公表したものです。

 

受賞論文名

「宮崎県耳川流域塚原地点で発生した深層崩壊の内部構造に関する地質学的検討」
林信雄・田中和広・吉武宏晃(応用地質:第55巻,第6号、2014)


近年,斜面災害のなかでも,深い基盤層までもが一気に崩れ落ちる深層崩壊現象が注目されています.これは従来の表層土砂がすべり落ちるものより,大規模な災害をもたらします.この論文は,宮崎県の耳川で起きた深層崩壊現場を中心に,多数のボーリングコアおよび崩壊地の踏査調査を丹念に行うことで,深層崩壊が起きる前から,岩盤の中に破砕帯が発達していたことを明らかにしました.そして破砕のタイプを分類し,深層崩壊の発生プロセスをモデル化した先駆的な論文です.

[2016/6/20]原裕貴助教が若手優秀発表賞を受賞

2016年6月16日に京都で開催された第68回日本細胞生物学会大会にて、本学部所属の原裕貴助教(進化細胞生物学研究室)が、発表内容「ダイニン・微小管による膜の成分の供給が核の大きさの増大速度を制御する」に対して、若手優秀発表賞を受賞しました。

[2016/5/30]山口県環境保健センターに行きました.

共通教育の地球科学実験で,理学部物理情報科学科の1年生30名が山口県環境保健センター大歳庁舎へ5月26日(木)の13:30〜15:00に訪れ,環境汚染について勉強しました.

このセンターは,山口県の研究施設で,主に大気汚染や水質汚染,放射能汚染など,山口県での環境汚染に関わることを調べる業務を行っているところです. PM2.5などの大気汚染物質を常時監視する施設,大気・水質中のダイオキシンなどの有害物質を調べる施設,放射能汚染を調べるガンマ線検出装置などを見学しました.高度な測定機器や有害物質を測定するための特殊な建屋,さらには山口県全域に設置されているさまざまなモニタリング装置について,詳しく教えていただきました.

川村喜一郎

 

[2016/5/24]椹野川にて生物学実験の野外実習

5月23日、生物・化学科で開講されている生物学実験(1年次対象)において、大学の近くを流れる椹野川で野外実習を行いました。
川から水生昆虫を採取し、その観察と水質調査を行いました。
この日は川の水量が多かったのですが、たくさんの水生昆虫を採取することができました。

[2016/5/23] H27年度 学生海外派遣報告を掲載しました

[2016/5/23] H27年度 学生海外派遣報告を掲載しました

H27年度派遣 姫野さんの報告書より

山口大学理学部では、海外の学生さんとの交流を通じて国際感覚を身につけ、そしてその経験を将来に役立ててもらうため、海外の大学または公的な研究機関へ一定期間派遣するプログラムを実施しています。

昨年度は4名がタイ・インド・ドイツに派遣されました。

海外派遣から戻った4人の体験報告を掲載いたしましたのでご覧ください。

 

学生海外派遣の報告ページはこちら

[2016/5/18] 大学院創成科学研究科の募集要項が公開されました

大学院創成科学研究科の学生募集要項が公開されました。
詳しくは[創成科学研究科のページ]を御覧ください。

[2016/5/11] 綱島亮准教授、村藤俊宏教授らの研究成果がNew Journal of Chemistry (2015年39 巻)の表紙に選ばれました。

【研究概要】

アズレンは5員環と7員環が縮環した形の芳香族化合物であり、その誘導体はうがい薬や目薬の成分に使われています。5員環を負末端とする分極や炭化水素でありながら青色を呈するなど、アズレンの特異な電子系は電子材料としても注目されています。

今回、ピリジル基を誘導したピリジルアズレンを効果的にaryl-aryl couplingできる合成手法を開発し、得られた化合物の酸塩基特性を評価しました。分子内の二つのピリジル部位がプロトンを出し入れすることが可能で、分子の立体構造と電子構造が溶液のpHで制御できることを明らかにしました。将来的には、pHに応じた薬理活性の制御や、プロトンと電子が相関する電子材料などへの展開と併せ、多方面への発展が期待できます。
本成果は、英国王立化学会の化学専門誌『New Journal of Chemistry』に掲載されました。なお、本研究の重要性と成果は高い評価を受け、同号の表紙にも選ばれました。

 

論文タイトル:Synthesis and acid-base properties of a proton-bridged biaryl compound based on pyridylazulene(分子内水素結合部位を有するビアズレン誘導体の合成と酸塩基特性)
著者:Kazuki Ninomiya, Yumi Harada, Tomoaki Kanetou, Yuma Suenaga, Toshihiro Murafuji and Ryo Tsunashima New J.Chem., 2015, 39, 9079-9085.


【本研究に関するお問い合わせ先】

山口大学大学院 創成科学研究科 准教授 綱島亮
E-mail: ryotsuna "at" yamaguchi-u.ac.jp (“at”を@に変えてください)
山口大学大学院 創成科学研究科 教授 村藤俊宏
E-mail: murafuji "at" yamaguchi-u.ac.jp (“at”を@に変えてください)

[2016/5/2] 4月26日(火)に「理学部茶話会」が開催されました

4月26日(火)に「理学部茶話会」が開催されました。

多数の大学院生と教員が参加した今回の茶話会では、理学部生物・化学科の原裕貴先生による講演「細胞は細胞核の適切な形態・構造を知っているか? ~細胞核の物理と数理~」をテーマに、参加者それぞれの専門分野の視点から、分野の垣根を超えた活発な討論が行われました。

 

講演概要

細胞核はDNAを内包する、全ての真核生物が保持する細胞小器官(オルガネラ)である。

しかし、細胞の状態や種類により、細胞核の形態や構造は大きく異なる。

本講演では、細胞が細胞核の形態や構造を制御する仕組みに関して、これまで行われてきた解析の基礎や、講演者の最近の研究成果、さらには講演者の最新の妄想を含め、紹介する。

[2016/4/26] 熊本地震における地震断層露頭の発見

地球科学分野の大橋聖和講師と大学院生の田村友識さんが布田川断層帯の地表地質調査を行い,3つの断層露頭を発見しました。詳細はPDFをご覧ください。

 

問い合わせ先

創成科学研究科地球科学分野 大橋聖和 oohashik@yamaguchi-u.ac.jp

[2016/4/11] 事務職員の内藤さん,大谷さん,今冨さんインタビュー記事を掲載

年度末で慌ただしくお仕事をされている事務職員さんに突撃インタビュー!
お仕事の内容や、学生さんとの関わり、また先生方のエピソードなど、色々と楽しいお話を聞かせていただきました。

「研究室訪問」に記事を掲載しました。

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