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2017年度

[2017/11/9] Nature Communications誌に武宮淳史准教授らの研究グループによる論文が掲載

九州大学大学院システム生命科学府博士後期課程の樋山麻美大学院生・日本学術振興会特別研究員(当時)、九州大学大学院理学研究院の島崎研一郎教授(当時)(現:九州大学名誉教授)、山口大学大学院創成科学研究科理学系学域の武宮淳史准教授、京都大学、名古屋大学遺伝子実験施設の多田安臣教授、岡山大学大学院環境生命科学研究科(農)の宗正晋太郎助教、村田芳行教授らの共同研究グループは、青色光と二酸化炭素に応答した気孔開閉運動を制御する分子機構の一端を明らかにしました。

本研究成果は11月3日オンライン国際科学誌「Nature Communications」に発表されました。

 

高等植物の葉の表皮には、一対の「孔辺細胞」と呼ばれる高度に分化した細胞からなる「気孔」という小孔が存在します。植物は気孔を開くことで、光合成に必要な二酸化炭素を吸収し、同時に蒸散により水を放出することで、土壌の栄養分を根から吸収するための駆動力を得ています。

光に応答して気孔が開くことは、進化論で有名なチャールズ・ダーウィンの息子であるフランシス・ダーウィンにより発見されました。その後の研究で、光のなかでも特に400〜500 nm付近の青色光が気孔開口に重要で、植物の光合成を増大することがわかりました。青色光とは反対に高濃度CO2は、気孔閉鎖を、低濃度CO2は開口を誘導することがわかっています。気孔開度は植物の生育に大きな影響を与えますので、大気中のCO2濃度の変動が、農作物に与える影響を理解し、その対策を考えるためにも、青色光とCO2による気孔開閉運動情報統御機構の解明が求められていました。

 

研究グループは青色光と二酸化炭素に応答した気孔開閉運動の制御シグナルに関わる新奇タンパク質リン酸化酵素を同定し、CBC(CONVERGENCE OF BLUE LIGHT and CO2)と命名しました。発見したCBCは青色光と低濃度CO2による気孔開口の増大を引き起こします。本研究成果は、変動する大気中の二酸化炭素濃度が農作物の生育に与える影響の理解に貢献します。また二酸化炭素の吸収効率を高めた農作物の開発技術への応用が期待されます。

 

論文名:Blue light and CO2 signals converge to regulate light-induced stomatal opening.

発表雑誌:Nature Communications

著者:Asami Hiyama, Atsushi Takemiya, Shintaro Munemasa, Eiji Okuma, Naoyuki Sugiyama, Yasuomi Tada, Yoshiyuki Murata, Ken-ichiro Shimazaki

DOI: 10.1038/s41467-017-01237-5

 

発表論文はこちらからご確認いただけます

https://www.nature.com/articles/s41467-017-01237-5

[2017/11/06] 花木勇太さんが優秀発表賞を受賞

本学大学院創成科学研究科(情報)修士課程1年の花木勇太さん〔指導教員:野崎隆之講師〕が、平成29年8月23日に電子情報通信学会情報理論とその応用サブソサイエティ学生優秀発表賞を受賞しました。この賞は、サブソサイエティに属する研究専門委員会が開催する研究会において優秀な発表を行なった学生を表彰しています。花木さんは平成29年7月13日~14日に千葉大学で開催された電子情報通信学会情報理論研究会における発表に対して、この賞を受けました。おめでとうございます。

 

◆電子情報通信学会 情報理論とその応用サブソサイエティ学生優秀発表賞

受賞者: 花木勇太(山口大学大学院創成科学研究科1年)

発表題目:シフト演算と排他的論理和を用いた消失訂正符号に対する

組織符号化

[2017/10/19] 田村友識さんらが日本応用地質学会のポスターセッションにおいて特別賞を受賞

本学大学院創成科学研究科(地球圏)修士課程2年の田村友識さんらが、平成29年10月12日~13日に岡山理科大学で開催された日本応用地質学会研究発表会のポスターセッションにおいて特別賞(学生向け優秀賞)を受賞しました。詳細な現地地質調査に基づく研究内容が審査員に高く評価されました。おめでとうございます。

[2017/10/19] 須内寿男さんが日本応用地質学会において優秀ポスター賞を受賞

本学大学院理工学研究科(自然科学基盤系)博士後期課程大学院生の須内寿男(すのうちひさお)さんが、平成29年10月12日,13日に岡山理科大学で開催された日本応用地質学会平成29年度研究発表会において優秀ポスター賞を受賞しました。研究内容やポスターのわかりやすさ,質疑応答などが評価されました。

[2017/10/4] 平城裕子さんが優秀ポスター賞を受賞

本学大学院創成科学研究科(生物)修士課程1年の平城裕子さんが、平成29年10月3日に山口大学工学部常盤キャンパスで開催されたIoL生命分子インターネットワークセンター創設キックオフシンポジウムのポスターセッションにおいてIoL優秀ポスター賞を受賞しました。研究内容や質疑応答、そして研究に対する姿勢などが審査員に高く評価されました。

[2017/10/3] 化学分野の大学院生、長下敬さんが日本粘土学会学術振興基金賞を受賞

本学大学院創成科学研究科(化学)修士課程1年の長下敬さん〔指導教員:川俣純教授〕は、平成29年9月25日に富山大学で開催された一般社団法人日本粘土学会総会において学術振興基金賞を受賞しました。この賞は、日本粘土学会の学生会員が、海外で開催される国際学会で優れた発表を行ったときに授与されます。長下さんが7月20日にスペインのグラナダで開催されたICC2017(国際粘土会議)で発表した研究成果が優秀と認められ、日本粘土学会の八田珠郎会長から賞状と奨学金が授与されました。

 

発表題目:Orientation of niobate nanosheets liquid crystals by radiation pressure of a laser beam:

dependence of orientation on polarization direction of the laser beam

[2017/10/2] 第8回理学部講演会が開催されました

2017年9月26日に,愛媛大学理学部 中島敏幸先生により,「フラスコの中の生態系における進化」という演題でご講演をいただきました。

講演では,フラスコの中に3種の微生物を人為的に共存させ,13年にも及ぶ観察から得られた,微生物間の共生関係,進化に関する成果が紹介されました。閉鎖されたフラスコの中の生態系(マイクロコズム)を実験進化学的,進化生態学的アプローチによって解析することで,共生関係を成立させるための進化は,想像以上に速度が速いことが分かりました。多くの学部生,院生,教員が参加し,質問はつきることがなく,非常に興味深い講演会でした。

[2017/9/28] 化学分野の大学院生、福澤洋佑さんが若手ポスター賞を受賞

本学大学院創成科学研究科(化学)修士課程1年の福澤洋佑さん〔指導教員:村上良子准教授〕が、平成29年9月9日~12日に東京理科大学で開催された日本分析化学会第66年会の若手講演(ポスター)において若手ポスター賞を受賞しました。研究内容や質疑応答、そして研究に対する姿勢などが審査員に高く評価されました。おめでとうございます。

 

若手ポスター賞

受賞者:    福澤洋佑(山口大学大学院創成科学研究科1年)
発表題目: ビピリジン基を修飾したSBA-15による金属イオンの吸着

[2017/9/26] 第7回理学部講演会が開催されました

2017年9月20日(水)に、東京大学フューチャーセンター推進機構・特任研究員、東京大学名誉教授の河野重行先生による第7回理学部講演会「藻類バイオは何をもたらすか: ヘマトコッカスと七色クロレラについて」が、理学部14講義室で開催されました。河野先生のご講演の前半では、微細藻類を用いた藻類バイオ産業による有用物質の生産について、世界および国内の状況を多くのスライドを使って紹介いただきました。後半では、ヘマトコッカスを用いたアスタキサンチン生産、七色クロレラを用いた油生産や重イオンビーム照射による有用クロレラ株の分離について、ご自身の研究の紹介がありました。講演会には理学部の学生・教員を中心に他学部からも参加があり、約50名が講演を聴講しました。講演後には参加者から活発な質問がありました。日頃理学部では聞くことができない、藻類バイオ産業の現状を知ることができた有意義な講演会でした。

宮川 勇

[2017/9/21] 理学部サマープログラム2017を実施しました

8.27 SUN






AM: Arrival at Fukuoka Airport

PM: Welcome party

8.28 MON







Full day: Excursion on geology and biology around Mine Akiyoshidai

Geopark, including breathtaking limestone cave.

8.29 TUE













AM: Program introduction

PM: Lecture on informatics. [Bioinformatics (modeling of gene networks)]

8.30 WEd













AM: Lecture on Mathematical Sciences. [Plane tiling problems by regular polygons.]

PM: Lecture on chemistry. [Chemistry Experiment]

8.31 THU













AM: Lecture on radio astronomy in preparation for afternoon excursion.

PM: Fieldtrip: Yamaguchi 32m/34m radio telescopes, Rurikoji temple.

9.1 FRI













AM: Final presentation & closing Seminar with lunch

PM: Free time

9.2 SAT

Packing and departure

[2017/9/15] 宮川勇教授が日本植物形態学会「学会賞」を受賞

[2017/9/15] 宮川勇教授が日本植物形態学会「学会賞」を受賞

   「学会賞」を受賞した宮川教授(左)

生物・化学科の宮川 勇教授が、2017年9月7日(木)に東京理科大学野田キャンパスで開催された日本植物形態学会第29回大会において、日本植物形態学会「学会賞」を受賞されました。日本植物形態学会「学会賞」は、植物形態学の進歩に長年寄与し、植物科学の発展に貢献した研究者に与えられる最も名誉ある賞です。

当日は「酵母生活環におけるミトコンドリアとミトコンドリア核様体の動態およびミトコンドリア核様体の組織化」というタイトルで宮川教授による受賞講演が行われ、多くの研究者や学生が発表に耳を傾けました。

 

日本植物形態学会 3賞ウェブサイトはこちら

[2017/9/13] 第2回ジョイントセミナーが開催されました

『外場を利用した材料制御・最先端計測の最前線』と題した山口大学研究推進体「先端的計測・分析基盤技術の創出」山口大学理学部 物質構造解析研究会「光・エネルギー研究センター」が主催するジョイントセミナーが2017年8月29日(火)山口大学理学部・14番講義室にて開催されました。今年で2回目の開催となります。

 

70名を超える参加者(本学理学部・国際総合科学部・産学公連携センターの教職員、学部生・大学院生、近隣企業技術者)が本講演を聴講しました。講演終了後も活発な質疑応答が行われ、好評のうちに終了致しました。

 

特別講演2件【岩楯好昭先生(山口大学[本推進体メンバー])・後藤剛喜先生(関西学院大学)】と一般公演ポスター17件【近隣企業、他大学からの発表含む】が行われました。

 

岩楯先生には、魚の表皮細胞ケラトサイトが、扇形の”かたち”を維持しながらアメーバ運動する事例についてご紹介いただきました。細胞移動の牽引力(ドライビングフォース)と細胞の“かたち”との関係性について判り易くお話し頂きました。

 

後藤先生には、減衰全反射型遠紫外分光法(FUV)の紹介から、リュードベリ状態を含む凝集相の電子遷移に関する最新の研究成果について判り易くお話し頂きました。

 

 

場所を移した第一学生食堂ボーノでの一般公演ポスター発表では、有機化学・錯体化学・高分子化学・クラスター化学・固体化学・構造有機化学・ソフトマター物理学などといった幅広い分野からの報告がありました。全ての発表において活発な質疑応答がなされ、時間が足らないほどの盛り上がりを見せていました。和やかな雰囲気のなかで参加者同士の交流を深める良い機会になりました。

[2017/9/13] 第6回理学部講演会が開催されました

8月30日に九州大学農学研究院の松下智直先生をお迎えし、理学部講演会「植物の光シグナルによる新奇遺伝子発現制御機構」を開催しました。理学部の学生・教員を中心に、農学部、教育学部からの参加者を含め、20名ほどが参加しました。
フィトクロムは植物における主要な光受容体のひとつで、種子発芽や芽生えの脱黄化、花芽形成の促進など、多様な光応答を制御します。松下先生は、植物の光応答の基礎的な背景から、フィトクロムによるシグナル伝達機構、ご自身が解明されたフィトクロムによる新奇の遺伝子発現制御機構とその生理的意義など、最新の未発表データを含めて大変分かりやすく解説して下さいました。会場からは質問が尽きず、予定時間を延長して活発な質疑・応答が続きました。

[2017/8/29] 「サイエンス・サマー・スクール」に参加した徳山高校3年洞龍弥さんが、「SSHマスフェスタ」にて、その研究成果を発表

山口大学理学部が毎年開催している、「やまぐちサイエンス・キャンプ (山口県主催)」,「サイエンス・サマー・スクール(山口大学理学部主催)」に参加した徳山高校3年生の洞龍弥さんが、その成果を「SSHマスフェスタ

の全体講演で発表しました。

洞さんの発表課題「補間多項式の係数と極限」は、2016年度の山口大学理学部のサマースクールにて、理学部の鍛冶 静雄 准教授の指導を受けつつ発展させた成果です。

SSHマスフェスタはスーパーサイエンスハイスクール指定校の生徒による数学に関する全国規模の課題研究発表会であり、その中で選ばれた数件の課題のみ全体講演で発表できます。今年度は61件中4件が全体講演として選定されました。

[2017/8/8] 沖村千夏さんが新学術「数理シグナル」若手WS優秀発表賞を受賞

本学 理学部 技術補佐員(生物分野・岩楯研)の沖村千夏さんが、平成29年8月6日~8日にラフォーレ修善寺(伊豆市)で開催された新学術領域研究「数理シグナル」第1回 若手ワークショップにて、優秀発表賞を受賞しました。

 

優秀発表賞

受賞者:   沖村千夏(写真)
発表題目:ストレスファイバーは魚類表皮ケラトサイトの遊走で

車輪の役割をする

[2017/8/7] 綱島亮准教授らの研究成果がChemical CommunicationのInside back coverに選ばれました

綱島亮准教授らの研究成果がChemical Communication (2017年53巻)のInside back coverに選ばれました。

 

論文タイトル:

A dielectric anomaly observed for doubly reduced mixed-valence polyoxometalate

著者:

I. Nakamura, R. Tsunashima,* S. Nishihara, K. Inoue and T. Akutagawa

Chem. Comm., 2017, 53, 6824-6827

[2017/7/10] 山内美幸さん・植岡藍梨さん【創成科学研究科(化学)】が若手ポスター賞を受賞

本学大学院創成科学研究科(化学)修士課程2年の山内美幸さん〔指導教員:安達健太准教授〕、修士課程1年の植岡藍梨さん〔指導教員:安達健太准教授〕が、平成29年7月1日~2日に秋吉台国際芸術村(山口県美祢市)で開催された第23回中国四国支部分析化学若手セミナーにて若手ポスター賞を受賞しました。おめでとうございます。

 

 

若手ポスター賞

受賞者 :山内美幸(山口大学大学院創成科学研究科2年)〔写真:左〕

発表題目:酸化タングステン/シルクたんぱく質複合ナノファイバーのフォトクロミズム

 

受賞者 :植岡藍梨(山口大学大学院創成科学研究科1年)〔写真:右〕

発表題目:外場により不斉構造を誘起された棒状ミセルを鋳型とする螺旋状シリカゲルのピッチ制御

[2017/7/6] 第4回理学部講演会が開催されました

2017年7月5日に,アドビシステムの協力のもと,湖城 恵先生に「画像不正と疑われないための画像処理」というタイトルでセミナーを行なっていただきました。理学部,農学部の教員,学生40名ほどが参加しました。学術誌などに投稿する画像の取り扱いについて,画像処理は必要だが,改ざんとみなされてしまう「やってはいけない画像処理」について紹介がありました。原画像のコントラストなどを適切にどのように調節すべきかについて,Photoshopを使って実演しながらの説明がありました。また,画像から細胞の形状や面積などを抽出する定量解析の方法についても教えていただきました。実用的で,ためになるセミナーでした。

写真提供者:田中真仁さん

[2017/7/3] 佐々木由香さんらの論文が国際誌”Resource Geology”のBEST ARTICLE AWARD2016を受賞

[2017/7/3] 佐々木由香さんらの論文が国際誌”Resource Geology”のBEST ARTICLE AWARD2016を受賞

         賞状授与の様子

2015年3月に大学院理工学研究科地球科学専攻で修士号を取得した佐々木由香さんらの論文が,資源地質学会にてBEST ARTICLE AWARD2016を受賞されました。これは資源地質学会刊行の国際誌”Resource Geology”に1年間に掲載された論文のうち最も優秀と認められるものに授与される賞です。地球科学分野から,筆頭著者の佐々木由香さんに加え,指導教員である今岡照喜教授,共同研究者の永嶌真理子准教授も共著者として受賞しました。6月21日に東京大学で行われた資源地質学会で表彰式ならびに受賞講演が行われました。

対象論文

Sasaki, Y., Imaoka, T., Nagashima, M., Nakashima, K., Sonehara, T., Yagi, K., and Itaya, T. (2016): The Cretaceous Ofuku pluton and its relation to mineralization in the western Akiyoshi Plateau, Yamaguchi Prefecture, Japan. Resource Geology, 66, 85-113.

今岡教授のコメント

研究指導をした院生の論文が受賞したのははじめてで,大変嬉しく思います。この受賞が現役の院生のはげみになればと思います。於福地域の露頭状況は必ずしも良くなく,そのような恵まれない条件の中で1つの露頭も見逃すまいと大地にへばりついて観察していた佐々木さんの姿を想い出しました。

論文の概要

山口県秋吉台周辺には長登鉱山や大和鉱山をはじめとして多くの鉱山が分布している。これらの鉱山は古くより大量の銅や鉛鉱石を産し,奈良の大仏や皇朝十二銭の原材料として使われた可能性が高いことが考古学分野の研究によって分かってきた。また,山口県には古代の鉱山跡だけでなく,鋳銭司跡・製錬遺跡なども見出されており,一大先進鉱工業地帯であったと考えられることから,本学においては山口学研究の一環として「古代テクノポリス山口」の解明が進められている。一方,地球科学分野において上記の鉱山に関しては,Kato(1916)以降,1世紀にわたり鉱床学な研究がなされてきたが,鉱床形成に寄与したと考えられる火成岩に関しては,ほとんど研究が行われていなかった。そこで本研究では,秋吉台西方の於福地域に分布するプルトン(於福プルトン)について地質調査,岩石のモード測定,岩石や鉱物の化学分析,帯磁率測定,K-Ar年代測定および流体包有物の観察を行い,火成作用と鉱床形成との関連について検討を行った。
その結果,①於福プルトンは細粒―中粒のトーナル岩から花崗岩で構成される板状形態の小さな累帯プルトンであること,②アプライト脈を除き,火成岩どうしには貫入関係は認められないこと,③イルメナイト系列の火成岩からなること,④角閃石や黒雲母のK-Ar年代から,於福プルトンはおおよそ9800万年-1億年前に形成されたこと,⑤プルトン内部に基盤岩ゼノリスや苦鉄質火成包有岩は非常に少なく,同化作用やマグマ混合・混交現象は主要なプロセスではないこと,⑥於福プルトン構成岩石の多様性をもたらした主要な原因は,分別結晶作用であること,そのことはマスバランス計算によっても確認されること,⑦本岩体は非常に多くの流体包有物を含んでおり,充填度の異なる気液2相包有物や塩類の娘結晶の存在から,沸騰現象を起こし塩濃度の高い流体が発生したと考えられること,が明らかとなった。
塩濃度の高い流体の存在は金属の濃集に寄与することから,本岩体が周囲に鉱化作用を与え鉱床を形成する要因となった可能性が高いことなどを議論した。

 



[2017/6/26] 第3回理学部講演会が開催されました

2017年5月31日に,大阪市大学理学部・宮田真人先生により,「演題:最小生物,マイコプラズマの滑走運動 -メカニズムと起源-」という演題でご講演をいただきました。学生と教員を含め70名以上が参加しました。農学部や共同獣医学部の先生も参加されました。魚病原性細菌であるマイコプラズマ・モービレがどのように運動するのか,その分子機構について,先生がこれまでに明らかにされてきたご研究が紹介されました。従来知られている細胞運動の分子機構とはまったく異なったメカニズムで動いていることが分かりました。講演では,さらに生体運動の起源についても進化の観点から考察がありました。質問はつきることがなく,興味のつきない講演会でした。

[2017/6/16] H28学生海外派遣プログラム報告を掲載

H28学生海外派遣プログラム報告を掲載しました。

平成28年度は韓国・台湾・フランス・タイにて、それぞれ貴重な体験をさせていただきました。

詳しくはこちら

[2017/6/9] 坂井先生、岩楯先生が夢ナビライブに参加しています

山口大学で夢ナビライブに参加しています。

坂井伸之先生と岩楯好昭先生も、ミニ講義で参加されています。

 

  • 物理・情報科学科の坂井伸之先生
    __「相対性理論でドラえもんの世界が現実に?」
  • 生物・化学科の岩楯好昭先生
    __「細胞のアメーバ運動の秘密を探る!」

[2017/5/24] 生物化学科卒業生の小林優介博士らが葉緑体分裂・増殖時にDNA分配を制御する酵素を発見

理学部生物化学科卒業生の小林優介博士(京都大学大学院理学研究科、現国立遺伝学研究所)は、生物化学科の三角修己准教授、京都大学大学院理学研究科の西村芳樹助教らと、植物の葉緑体がもつ“葉緑体DNA(葉緑体核様体)”の分配(遺伝)を制御する遺伝子MOC1と、この遺伝子がコードする葉緑体型ホリデイジャンクション解離酵素を発見し、その研究成果をScience誌に発表しました。

ホリデイジャンクションとはDNA損傷の修復、複製、減数分裂の際にみられる、 DNA配列がよく似た部分同士で組換え(相同組換え)を起こす過程であらわれる構造ですが(図1)、葉緑体核様体ではこの構造がどのように切断されているの不明でした。また本研究において、葉緑体が増殖する際のDNAの正常な分配に、この酵素が必須であることが明らかにされました。本酵素の発見により、葉緑体ゲノムにおける相同組換え機構の解明、さらには新たな物質生産に向けた葉緑体工学などの応用研究への展開も期待されます。

図1 DNA相同組換えとホリデイジャンクション形成過程の模式図。今回はじめて葉緑体型ホリデイジャンクション解離酵素が発見された。

 

Kobayashi, Y., et al. "Holliday junction resolvases mediate chloroplast nucleoid segregation." Science 356.6338 (2017): 631-634. DOI: 10.1126/science.aan0038

 

http://science.sciencemag.org/content/356/6338/631.full

[2017/5/15] 大園宣明君が国際深海掘削計画航海の乗船研究者として米国の掘削船に乗船

大園宣明君(創成科学研究科1年)が国際深海掘削計画第368次航海の乗船研究者として,米国の掘削船ジョイデス・レゾリューション号に乗船しています.南シナ海の形成過程解明を目的とした国際プロジェクトに日本側の唯一の研究者としてがんばっています.約2ヶ月の航海ですが,海外研究者たちとの昼夜を問わぬ議論は,切磋琢磨できる最高の機会です.

[2017/5/8] 綱島亮准教授が学術雑誌Angew. Chem.のトップ5%審査員になりました

綱島亮准教授が化学分野を代表する学術雑誌Angew. Chem.のトップ5%審査員になりました

化学系の世界トップクラスの学術雑誌と知られているAngew. Chem.(Angew. Chem. Int. Ed.)のreviewerとしての審査数(2016年)が上位5%であり、感謝状が届きました。

[2017/4/27] 第1回理学部講演会が開催されました

4月24日に Johannes Schoenke 氏(沖縄科学技術大学院大学)による理学部講演会「Giving a Scientific Presentation - An Introduction to Modern Digital Visualization Techniques」が開催されました。

近年、科学データの可視化・プレゼンテーション技術の発展により、複雑な現象に対する新しい洞察や直感的な説明が可能になってきています。

Schoenke さんは、磁石や構造力学に関する自身の研究の紹介を兼ねて、無料で誰にでも簡単に使える web 技術を用いて、インタラクティブでアトラクティブなプレゼンテーションを行う方法について講演されました。

[2017/4/17] 化学コースの高佐原未乙さんが副学長表彰

生物・化学科化学コース3年生の高佐原未乙さんが,平成28年度副学長表彰の対象者に選ばれました。これをうけて宮川生物・化学科長および川俣化学分野長同席のもと松野学部長から表彰状が授与されました。

この賞は,山口大学で開催されるTOEIC-IPテストにおいて860点以上の高得点を得た学生を対象に授与されるものです。

将来は化学分野の仕事に就きたいということでしたが,松野学部長からどの分野に進んでも語学は重要であるので,引き続き英語の勉強を頑張ってくださいという激励の言葉がありました。

[2017/8/7]8月7日(月)の大学院(創成科学研究科・理学系)入試について

8月7日(月)の大学院(創成科学研究科・理学系)入試について


8月7日(月)7:00時点で,気象に関する警報は特に出ておりませんので,
8月7日(月)の大学院(創成科学研究科・理学系)入試は予定どおり実施すること
をお知らせいたします。

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