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[2017/12/8] 三角准教授らの共同研究グループがミトコンドリアの分裂増殖に必須なMDR1遺伝子を発見

生物化学科の三角修己准教授は、ヒューマンフロンティアサイエンスプログラムフェロー(研究当時)の吉田大和博士、本学農学部の松下一信特命教授、赤壁善彦教授、他研究グループと共に、単細胞紅藻シゾン(Cyanidioschyzon merolae)より、ミトコンドリア分裂リング(MDリング)の形成に必須な遺伝子mitochondrion-dividing ring 1(MDR1)と、この遺伝子がコードするグリコシルトランスフェラーゼ酵素を発見し、その研究成果を「米国科学アカデミー紀要」に発表しました。

 

ミトコンドリアは約20億年前に宿主細胞に共生したαプロテオ細菌を起源とすると考えられており、細胞内共生後、真核細胞内で分裂増殖を続けることによって現在まで受け継がれていますが、その分裂の仕組みは長らく不明でした。今回、共同研究グループは単細胞紅藻シゾンの分裂中のミトコンドリアからMDリングを単離して、その構成成分を解析し、MDリングが糖の繊維から出来ていることを明らかにしました。そしてMDリングがグリコシルトランスフェラーゼ酵素(MDR1)の働きによって合成されることを証明しました。MDリングを構成するポリグルカン繊維をダイナミン分子が滑動することによってMDリングの収縮が引き起こされ、ミトコンドリアが分裂するという分子機構が解明されました。本研究の成果はミトコンドリア誕生の謎を解く手がかりとなると共に、ミトコンドリアのダイナミクスと関連する疾患の理解にも貢献することが期待されます。

 

 

論文掲載Webページ

http://www.pnas.org/content/early/2017/11/21/1715008114.abstract

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