[2018/4/10]藏永萌さんが「サイエンス誌に載った日本人研究者」に掲載

山口大学大学院 理工学研究科 地球科学専攻の学生であった藏永萌さん(2016年度卒)は、在籍時に、アメリカ学術誌「サイエンス」に2017年に研究成果が掲載されました。このほど、その日本語紹介記事である「サイエンス誌に載った日本人研究者」の特集本に研究内容が掲載されました(図1)。
彼女は、2016年8月6日?~10月6日まで北スマトラ沖での海洋掘削調査である「国際深海科学掘削計画 第362次航海」に参加しました。この航海は、2004年スマトラ地震時に発生した巨大津波の原因を調べるために、合計10カ国から32名の研究者が乗船し、海底堆積物の観察や分析などを船上で行いました。乗船時の研究活動については山口大学のフェイスブックでも取り上げてもらいました(http://www.yamaguchi-u.ac.jp/topics/2016/_5393.html)。
分析の結果、スマトラ沖では過去900万年の間に急速にガンジス川由来の堆積物が堆積、堆積物の埋没が急速に生じていました。また、その急速な埋没により堆積物が圧密され石化し、脱水した鉱物粒子の水が断層面に蓄積されたことにより、断層を滑りやすくさせたことを示しました。この滑りやすさが津波を巨大化させたことと大きく関わっているとして、さまざまな津波発生域に応用が期待されています。
詳しい内容は、サイエンス誌のウェブサイトの2018年号からpdfとして読むことができます。

図1 紹介記事の表題(Science Japanese Scientists in Science 2017、30ページより掲載

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