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[2018/10/5] 森田萩乃さんが ICCC2018 in Sendai JapanにおいてBest Poster Awardを受賞

創成科学研究科・理学系専攻・化学コースで修士課程1年の森田萩乃さん(指導教員:綱島亮准教授)が、2018年7月に開催された43rd International Conference on Coordination Chemistry(仙台)において、優秀な発表を行ったとして、Best Poster Awardを受賞しました。参加者が1500名規模の、世界中の錯体化学分野の研究者が集う大規模な国際会議です。

受賞対象となった論文は「Structure and dielectric property of hydrogen bonding crystals of hexamethylenetetramine」です。「四面体」形状の分子が織りなす不思議な構造美は、水が示す様々な不思議の起源になっています(例えば、氷が水に浮く理由など)。今回の論文は、四面体形状の有機化合物のもつ構造美を、機能材料を造るヒントにしようと研究を進めた結果、強誘電性というコンデンサーや赤外線センサーに不可欠な機能材料が低コスト・低環境負荷・低毒性な物質で作製できることを見出した成果です。英語による発表で緊張した様子でしたが、修士1年生にもかかわらず立派な発表が行われていました。

[2018/9/20] 志賀美咲さんの研究成果がDalton Transactions 誌のBack Cover Articleに選出

創成科学研究科・理学系専攻・化学コースで修士課程2年の志賀美咲さん(指導教員:綱島亮准教授)の研究成果がDalton Transactions 誌(2018年47巻)のBack Cover Articleに選ばれました。また、志賀美咲さんは2018年9月に行われた平成30年度化学系学協会東北大会にて同研究を報告し、優秀な発表を行ったとしてポスター賞も受賞しました。

論文タイトル:

Chemo-chromism in an orthogonal dabco-based Co(II) network assembled by methanol-coordination and hydrogen bond formation

著者:

Misaki Shiga,  Shogo Kawaguchi,  Masaru Fujibayashi,  Sadafumi Nishihara,  Katsuya Inoue,  Tomoyuki Akutagawa,  Shin-ichiro Noro,  Takayoshi Nakamura  and  Ryo Tsunashima, Dalton Trans., 2018, 47, 7656-7662.

概要:

独自に開発した固体が、化合物との接触に応じて色が変わる現象(ケモクロミズム)を示すことを見出し、その原理と機構を分子スケールで解明することに成功しました。得られた知見は、さらに深化させることで、接触する化合物が微量でも検出できるような化学センサーや人工嗅覚・味覚などにつながるものです。尚、Back Coverは山口市内の瑠璃光寺をモデルにした挿絵で、山口に興味を持ってもらうためのきっかけになれば、との思いです。

[2018/9/20] 第3回理学部講演会が開催されました

生物学特殊講義:植物オルガネラ学「細胞内共生の謎」

2018年920日(木)に、東京大学大学院 総合文化研究科教授の佐藤直樹先生による第3回理学部講演会「細胞内共生の謎」が、理学部22番講義室で開催されました。佐藤先生のご講演の前半では、細胞内共生説に関連する研究の歴史的な経緯について、最も古い論文の記述からマーギュリスの「細胞内共生説」に至るまでを詳細に解説して頂きました。後半では、最新のゲノム情報を駆使した分子系統解析の結果や、ペプチドグリカン合成系、脂質合成系、DNA複製システムなどの研究成果より、葉緑体の細胞内共生説について改めて考察がなされました。講演会には理学部の学生・教員を中心に他学部からも多くの参加があり、約50名が講演を聴講しました。講演後には参加者から活発な質問がありました。多くの研究者や学生が興味関心を持つ、真核生物細胞の誕生の謎に関する最新の知見を学ぶことができた有意義な講演会でした。

[2018/9/27] 化学分野の大学院生、東裕貴さんが日本粘土学会学術振興賞を受賞

本学大学院創成科学研究科(化学)修士課程1年の東裕貴さん〔指導教員:鈴木康孝准教授〕は、平成30年9月10日に早稲田大学で開催された一般社団法人日本粘土学会総会において学術振興賞を受賞しました。この賞は、日本粘土学会の学生会員が、海外で開催される国際学会で優れた発表を行ったときに授与されます。東さんが7月24日にイタリアのバーリで開催されたMMS2018(鉱物と材料科学の国際会議)で発表した成果が優秀と認められ、日本粘土学会の八田珠郎会長から賞状と奨学金が授与されました。

発表題目:Direct Observation and Optical Manipulation of Exfoliated Niobate Nanosheets

[2018/9/21] 第1回理学部講演会が開催されました

地球科学特別講義:伊能図の理解と地図教材の利活用

2018年8月9日(木)に、福岡教育大学教育学部教授黒木貴一先生(福岡教育大学)による、第1回理学部講演会「伊能図の理解と地図教材の利活用」が、理学部21番講義室で開催されました。

黒木先生はGISなどを利用して地形や地質を解析する研究を進めておられて、講演では、伊能大図をGISで補正して、現在の空中写真や地形図と重ね合わせることで、読み解くことのできた特徴や変化の紹介、また、先生の生徒による測量や地図を使った実習について紹介していただきました。

伊能大図は約200年前の測量技術による地図にも関わらず、精度が高く、伊能忠敬が歩いた経路を現在の空中写真と比較して、追うことができることを知りました。特に神社などに参拝した経路があることが印象的でした。

[2018/9/21] 第2回理学部講演会が開催されました

第3回ジョイントセミナーが開催されました

『境界領域計測から見えてくる新奇物性』と題した山口大学研究推進体「先端的計測・分析基盤技術の創出」(※1)と山口大学理学部 物質構造解析研究会(※2)のジョイントセミナーが2018年8月28日(火)山口大学理学部・14番講義室にて開催されました。

70名を超える参加者(本学理学部、工学部、そして産学公連携センターの教職員、大学院生、学部生・近隣大学の教員、大学院生・近隣企業技術者)が本講演を聴講しました。講演終了後も活発な質疑応答が行われ、今回も好評のうちに終了致しました。

 

特別講演2件【藤井健太先生(山口大学工学部・今年9月より本推進体メンバー)・貞包浩一朗先生(同志社大学)】と一般公演ポスター21件【近隣企業、他大学からの発表含む】が行われました。

藤井先生には、固体と液体の界面近傍の“溶媒和”という化学的現象がリチウムイオン電池の性能にどのように関与し得るのか判り易くお話し頂きました。

貞包先生には、光(電磁波)の干渉・回折・散乱などの様々な現象を用いて、コロイド・高分子・液晶・膜・ゲルなど、いわゆる“ソフトマター”と呼ばれる物質の複雑な幾何構造を明らかにしていく最新の研究成果について判り易くお話し頂きました。また実演を交えながらの講演して頂いたことで、聴講した全員が目の前で起こる光の現象に夢中になっていました。

 

場所を移した第一学生食堂ボーノでの一般公演ポスター発表では、分析化学・有機化学・錯体化学・溶液化学・高分子化学・クラスター化学・構造有機化学・ソフトマター物理学などといった幅広い分野からの報告がありました。全ての発表において活発な質疑応答がなされており、和やかな雰囲気のなかで参加者同士の交流を深める良い機会になりました。

 

今回のセミナーからの試みとして、優秀ポスター賞を新設しました。以下の2件の発表が受賞しました。おめでとうございます。今後、益々の研究の発展を期待しております。

 

  • P11 吉武真理さん(山口大院創成科学(工)
    「多分岐高分子を利用した均一網目イオンゲルの架橋反応制御:電気二重層キャパシタ用ゲル電解質への応用」
  • P19 中尾嘉宏さん(山口大院創成科学(理)
    「大気圧ヘリウム雰囲気下での軟X
    線吸収分光測定装置の開発」


 

 

(※1)山口大学研究推進体「先端的計測・分析基盤技術の創出」

(※2)山口大学理学部 物質構造解析研究会

[2018/8/30] 江本智和さんが学生優秀発表賞を受賞

大学院創成科学研究科基盤科学系専攻(情報科学コース)修士課程1年の江本智和さん〔指導教員:野崎隆之講師〕が、平成30年8月27日に電子情報通信学会情報理論とその応用サブソサイエティ学生優秀発表賞を受賞しました。この賞は、サブソサイエティに属する研究専門委員会が開催する研究会において優秀な発表を行なった学生を表彰しています。 江本さんは平成30年3月8日~9日に東京理科大学で開催された電子情報通信学会情報理論研究会における研究発表「符号化スロット化ALOHAに対する時間シフトの適用」に対して、この賞を受けました。

[2018/8/24] 江島圭祐くんが日本地球惑星科学連合大会で学生優秀発表賞を受賞

本学大学院創成科学研究科(地球科学)博士前期課程2年の江島圭祐君が平成30年5月20〜25日に幕張メッセで開催された日本地球惑星科学連合大会(JpGU)で学生優秀発表賞を受賞しました。江島君は北部九州に分布する約1億年前(白亜紀)にマグマが固まってできた深成岩を研究しています。野外での詳細な地質調査と鉱物・岩石の化学分析や年代測定によって、北九州の大地がほぼ同時期に貫入してきた複数のマグマによって作られたことを明らかにし、それらの成因関係を定量的に解析しました。その結果、それぞれ異なる生い立ちを持った複数のマグマが相互に関連しながら次々と地下深部から上昇する過程を描くことに成功し、迫力と説得力のあるポスター発表が審査員から高く評価されました。おめでとうございます。

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