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[2017/4/17] 化学コースの高佐原未乙さんが副学長表彰

生物・化学科化学コース3年生の高佐原未乙さんが,平成28年度副学長表彰の対象者に選ばれました。これをうけて宮川生物・化学科長および川俣化学分野長同席のもと松野学部長から表彰状が授与されました。

この賞は,山口大学で開催されるTOEIC-IPテストにおいて860点以上の高得点を得た学生を対象に授与されるものです。

将来は化学分野の仕事に就きたいということでしたが,松野学部長からどの分野に進んでも語学は重要であるので,引き続き英語の勉強を頑張ってくださいという激励の言葉がありました。

[2017/3/30] 安達健太准教授(化学)の研究グループが低環境負荷触媒を使用した湿気反応性高速硬化型樹脂を開発

【技術概要】

分子内に含ケイ素基を有する変性シリコーン樹脂は空気中の水分と反応して室温で硬化します。(下図参照)この硬化反応における副生成物は水のみであり、揮発性有機化合物(VOC)は発生しません。シラン硬化反応を速やかに進行させるために硬化触媒として一般的に用いられる有機スズ化合物は、重金属であるスズを含有しているため、近年は人体に対する危険性や有害性が指摘されていました。
今回、大学院創成科学研究科理学系学域(化学分野)の安達健太准教授の研究グループは、スズを含まない金属錯体とアミン化合物からなる新規硬化触媒を開発しました。また、この新規硬化触媒を分子内にアルコシキシラン基を有するポリオレフィン系硬化性樹脂に含有させ、新規の硬化性樹脂組成物を得ることに成功しました。この硬化性樹脂組成物は、環境負荷が小さく、常温で極めて早く硬化することを確認しています。加えて、ポリエチレン、ポリプロピレンといった難接着プラスチックへの強力接着も可能です。この特徴を生かすことで自動車部材や建材用途の接着剤やシーリング材などへの用途が見込まれています。
なお本技術は、2010年(平成22年)~2011年(平成23)にかけての理学部ハイライト研究(現 理学部ステップアップ研究)による研究成果の一部です。[詳しくはコチラ]

 

本技術に関する紹介記事が化学工業日報に掲載されました。(平成28年12月5日)

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【語句説明】

硬化:化学的に分子同士を連結し、物理的・化学的性質を変化させる化学反応。

(例:イソプレン(ラテックス)は硫黄と反応し、硬化することで天然ゴムになる)

揮発性有機化合物(VOC)

常温常圧で大気中に容易に揮発する有機化学物質の総称〔VOC:Volatile Organic Compounds〕
VOCは空気を汚染し、シックハウス症候群や化学物質過敏症などの健康被害を引き起こす

有機スズ化合物

様々な化学反応において触媒として使用されている。有機スズ化合物の一部は、ごく低濃度で貝類の雌(メス)を雄(オス)化させることが実験的に明らかになっており、近年、環境ホルモンとして疑われている。


【本研究に関するお問い合わせ先】

山口大学 産学公連携センター
E-mail: yuic "at" yamaguchi-u.ac.jp (“at”を@に変えてください)
TEL. 0836-85-9961

山口大学大学院 創成科学研究科理学系学域(化学分野)准教授 安達健太
E-mail: k-adachi "at" yamaguchi-u.ac.jp (“at”を@に変えてください)
http://www.materchem.sci.yamaguchi-u.ac.jp/

[2017/3/21] 第8回理学部講演会が開催されました

2017年3月16日(木)に、広島大学大学院先端物質科学研究科の上野 勝先生による第8回理学部講演会「染色体の高次構造や動きの解析で見えてくる新しい染色体機能発現機構について」が、理学部11講義室で開催されました。上野先生の講演では、分裂酵母の染色体のセントロメアやテロメアが生きた細胞の中で動く様子が蛍光顕微鏡観察像として示されました。そして、染色体の動きに影響をおよぼす要因についてお話されました。講演の後半では、染色体末端を保護するPot1タンパク質の機能の欠損で、環状化した染色体が形成されることや、環状染色体の維持に着目した研究について紹介されました。講演後には、参加者から活発な質問があり、染色体の機能についての理解を一層深めることができた講演会でした。

 

 

宮川 勇

[2017/3/13] 化学分野の大学院生、富永亮さんが国際学会で受賞

 

[2017/2/20] 田中和広教授最終講義「四次元の科学を目指して」

2017年2月18日(土)に田中和広教授の最終講義として「四次元の科学を目指して」が開催されました.

全国から著名な方々約130名の皆様が来場され,たいへんな盛り上がりなか,田中先生の最終講義が始まりました.田中先生の研究,教育,学生に対する熱い熱い想いがあふれる90分でした.

[2017/1/26] 理学部研究交流会開催

平成29年1月6日 大学会館において理学部研究交流会が開催されました。

今年度は,理学部以外からの参加者も多く,70名以上の出席者がありました。

教員による13件の講演,学部生・院生による17件のポスター発表は,どちらも時間が足りないほどの活発な討論

が繰り広げられました。

また,今年度より,ポスター発表にはベストプレゼンテーション賞が設けられ,以下の4名の方が表彰されました。

 

 

[2017/1/18] 第7回理学部講演会が開催されました

2017年1月18日に国立遺伝学研究所 細胞建築研究室 木村暁先生による講演会が開催されました。

講演会には、生物が専門の学部生・院生・教職員に加えて、理学部の他専攻の方を含め、約20名が参加しました。

細胞内の核がどのように中央へと移動するのかについて、細胞内で働く力の特徴と大きさの推定、分子生物学的な力の発生機構の解釈、さらには実際の力の測定に至るまで、幅広い観点からの話をして頂きました。

参加者からは生物学的な観点に加え、力という物理的な側面からの質疑応答が活発に行われ、熱い議論が行われました。

細胞の機能を発揮するため、さらに細胞内構造を構築するためには、どのような力が必要なのか、という一般的な生物学とは異なる観点の研究に触れる、非常に良い機会になったと思います。

 

原 裕貴

[2017/1/10] 第5回理学部講演会が開催されました

10月13日の午後に14番教室で上條先生(理学部化学教室)による講演会が開催されました。
化学を専攻している学生さんを中心に、化学教室の先生方や生物教室の先生、九州大学理学部化学科の徳永先生、ならびに理学部長である松野先生を含むおよそ40名が参加しました。
山口大学へ着任後の4年半の間に新たに着手・報告された14種類の合成変換法のうち、最新の研究成果である6個の反応を紹介していただきました。
そのなかには、現在進行中のプロジェクトも含まれており、講演後は時間が不足するほど熱く議論が交わされました。

 

安達 健太

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