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[2017/11/9] Nature Communications誌に武宮淳史准教授らの研究グループによる論文が掲載

九州大学大学院システム生命科学府博士後期課程の樋山麻美大学院生・日本学術振興会特別研究員(当時)、九州大学大学院理学研究院の島崎研一郎教授(当時)(現:九州大学名誉教授)、山口大学大学院創成科学研究科理学系学域の武宮淳史准教授、京都大学、名古屋大学遺伝子実験施設の多田安臣教授、岡山大学大学院環境生命科学研究科(農)の宗正晋太郎助教、村田芳行教授らの共同研究グループは、青色光と二酸化炭素に応答した気孔開閉運動を制御する分子機構の一端を明らかにしました。

本研究成果は11月3日オンライン国際科学誌「Nature Communications」に発表されました。

 

高等植物の葉の表皮には、一対の「孔辺細胞」と呼ばれる高度に分化した細胞からなる「気孔」という小孔が存在します。植物は気孔を開くことで、光合成に必要な二酸化炭素を吸収し、同時に蒸散により水を放出することで、土壌の栄養分を根から吸収するための駆動力を得ています。

光に応答して気孔が開くことは、進化論で有名なチャールズ・ダーウィンの息子であるフランシス・ダーウィンにより発見されました。その後の研究で、光のなかでも特に400〜500 nm付近の青色光が気孔開口に重要で、植物の光合成を増大することがわかりました。青色光とは反対に高濃度CO2は、気孔閉鎖を、低濃度CO2は開口を誘導することがわかっています。気孔開度は植物の生育に大きな影響を与えますので、大気中のCO2濃度の変動が、農作物に与える影響を理解し、その対策を考えるためにも、青色光とCO2による気孔開閉運動情報統御機構の解明が求められていました。

 

研究グループは青色光と二酸化炭素に応答した気孔開閉運動の制御シグナルに関わる新奇タンパク質リン酸化酵素を同定し、CBC(CONVERGENCE OF BLUE LIGHT and CO2)と命名しました。発見したCBCは青色光と低濃度CO2による気孔開口の増大を引き起こします。本研究成果は、変動する大気中の二酸化炭素濃度が農作物の生育に与える影響の理解に貢献します。また二酸化炭素の吸収効率を高めた農作物の開発技術への応用が期待されます。

 

論文名:Blue light and CO2 signals converge to regulate light-induced stomatal opening.

発表雑誌:Nature Communications

著者:Asami Hiyama, Atsushi Takemiya, Shintaro Munemasa, Eiji Okuma, Naoyuki Sugiyama, Yasuomi Tada, Yoshiyuki Murata, Ken-ichiro Shimazaki

DOI: 10.1038/s41467-017-01237-5

 

発表論文はこちらからご確認いただけます

https://www.nature.com/articles/s41467-017-01237-5

[2017/11/06] 花木勇太さんが優秀発表賞を受賞

本学大学院創成科学研究科(情報)修士課程1年の花木勇太さん〔指導教員:野崎隆之講師〕が、平成29年8月23日に電子情報通信学会情報理論とその応用サブソサイエティ学生優秀発表賞を受賞しました。この賞は、サブソサイエティに属する研究専門委員会が開催する研究会において優秀な発表を行なった学生を表彰しています。花木さんは平成29年7月13日~14日に千葉大学で開催された電子情報通信学会情報理論研究会における発表に対して、この賞を受けました。おめでとうございます。

 

◆電子情報通信学会 情報理論とその応用サブソサイエティ学生優秀発表賞

受賞者: 花木勇太(山口大学大学院創成科学研究科1年)

発表題目:シフト演算と排他的論理和を用いた消失訂正符号に対する

組織符号化

[2017/10/19] 田村友識さんらが日本応用地質学会のポスターセッションにおいて特別賞を受賞

本学大学院創成科学研究科(地球圏)修士課程2年の田村友識さんらが、平成29年10月12日~13日に岡山理科大学で開催された日本応用地質学会研究発表会のポスターセッションにおいて特別賞(学生向け優秀賞)を受賞しました。詳細な現地地質調査に基づく研究内容が審査員に高く評価されました。おめでとうございます。

[2017/10/19] 須内寿男さんが日本応用地質学会において優秀ポスター賞を受賞

本学大学院理工学研究科(自然科学基盤系)博士後期課程大学院生の須内寿男(すのうちひさお)さんが、平成29年10月12日,13日に岡山理科大学で開催された日本応用地質学会平成29年度研究発表会において優秀ポスター賞を受賞しました。研究内容やポスターのわかりやすさ,質疑応答などが評価されました。

[2017/10/4] 平城裕子さんが優秀ポスター賞を受賞

本学大学院創成科学研究科(生物)修士課程1年の平城裕子さんが、平成29年10月3日に山口大学工学部常盤キャンパスで開催されたIoL生命分子インターネットワークセンター創設キックオフシンポジウムのポスターセッションにおいてIoL優秀ポスター賞を受賞しました。研究内容や質疑応答、そして研究に対する姿勢などが審査員に高く評価されました。

[2017/10/3] 化学分野の大学院生、長下敬さんが日本粘土学会学術振興基金賞を受賞

本学大学院創成科学研究科(化学)修士課程1年の長下敬さん〔指導教員:川俣純教授〕は、平成29年9月25日に富山大学で開催された一般社団法人日本粘土学会総会において学術振興基金賞を受賞しました。この賞は、日本粘土学会の学生会員が、海外で開催される国際学会で優れた発表を行ったときに授与されます。長下さんが7月20日にスペインのグラナダで開催されたICC2017(国際粘土会議)で発表した研究成果が優秀と認められ、日本粘土学会の八田珠郎会長から賞状と奨学金が授与されました。

 

発表題目:Orientation of niobate nanosheets liquid crystals by radiation pressure of a laser beam:

dependence of orientation on polarization direction of the laser beam

[2017/10/2] 第8回理学部講演会が開催されました

2017年9月26日に,愛媛大学理学部 中島敏幸先生により,「フラスコの中の生態系における進化」という演題でご講演をいただきました。

講演では,フラスコの中に3種の微生物を人為的に共存させ,13年にも及ぶ観察から得られた,微生物間の共生関係,進化に関する成果が紹介されました。閉鎖されたフラスコの中の生態系(マイクロコズム)を実験進化学的,進化生態学的アプローチによって解析することで,共生関係を成立させるための進化は,想像以上に速度が速いことが分かりました。多くの学部生,院生,教員が参加し,質問はつきることがなく,非常に興味深い講演会でした。

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