原 裕貴 Yuki HARA

原 裕貴 Yuki HARA

山口大学大学院創成科学研究科 助教

学域:理学系学域(生物学分野) 

学科:生物・化学科

yukihara@
(@以下はyamaguchi-u.ac.jp)

総合研究棟 507-2号室

Biography:

研究分野

細胞生物学

主な研究内容

細胞内オルガネラのサイズ・配置の制御メカニズムの研究 (細胞内スケーリングの研究)
細胞内の機能にオルガネラのサイズ・配置が与える影響の研究

研究紹介

私たちの体は沢山の細胞で構成されていますが、その一つ一つの細胞のサイズは大きく異なります。例えば、受精卵は一般的な皮膚などの細胞に比べ約10倍大きいです。このような細胞の「外見」とともに、細胞の「中身」も異なります。細胞内オルガネラの代表ともいえる核を例に取ると、大きな受精卵は大きな核を、小さな皮膚の細胞は小さな核を持つように、細胞はあたかも細胞自身のサイズを感じとり、細胞のサイズと核のサイズの比率が一定になるように、核のサイズを調節しているように見えます(この現象を「細胞内スケーリング」と名付ける)。癌細胞ではこの細胞内スケーリングの関係性に異常が出ることが良く知られており、細胞内スケーリングが細胞を構築する上での基本原理として働いていることが推察されます。しかし、この細胞内スケーリングは顕微鏡が作られた100年も昔から知られているものの、それを制御するメカニズムの殆どは分かっていませんし、細胞が細胞内スケーリングの仕組みを持つ意味(細胞にとってどのような利点・欠点があるのか)についても分かっていません。私の研究室では、アフリカツメガエル卵抽出液の無細胞再構築系を使って、この1世紀以上にわたる謎の解明に挑戦しています。
(写真はアフリカツメガエル卵抽出液を使って、試験管の中で再構築した核です。赤:微小管、青:DNA、緑:膜成分。)

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