学部長のつぶやき

2017年3月14日

先週の金土に下関で開かれた日本バイオインフォマティクス学会九州部会の研究セミナーに参加してきました。会場は、この手の研究会や学会がよく行われるコンベンション施設の海峡メッセです。
私の専門の一つがバイオインフォマティクスですが、九州・山口地区にもこの研究者が増えてきました。山口大学にも全学で10名程度、この分野の研究者がいます。そこで、九州とその周辺地域の研究者に呼びかけて、お互いどのような研究をしているのかの情報交換をしよう、ということになり、この会の開催となりました。
当日は、20名近くの参加者があり、岡山大学や東北大学からの参加もありました。私は、今年度の修士課程学生の研究テーマである「シグナル伝達経路の反応速度推定方法」について話しました。
一日目の夜は、近くの居酒屋で情報交流会を行いました。殆どの参加者が出席してくれて、盛会でした。きっとみんなふぐ料理に引き寄せられたのでしょう。

2017年2月27日

2月23,23日と、岩国市ミクロ生物館と山口県ふれあいパークで行った「身体性知能」の研究合宿に行ってきました。「身体性知能」とは、生き物の形には意味があって、その「かたち」自体が知能を持っていると考えようということです。理学部では、5年ぐらい前から、生物分野と情報分野の教員が一緒に、「いきものがそのような「かたち」になっているのはなぜなのか」という課題に取り組んでいます。
岩国市ミクロ生物館でこの研究会を行ったのには意味があります。この生物館は、約11年前の平成17年7月17日にオープンした「微生物専門の博物館」で、色々なかたちの微生物が解説つきで展示されています。ここに腰を落ち着けて研究会をすることで、微生物のかたちをじっくり観察し、また、実際に海辺のプランクトンを捕まえて自然に生息する微生物の生態をもっと知ろう、という趣旨があります。
宿泊は、この生物館から車で10分程度のところにある山口県ふれあいパークでの合宿となりました。夕食後には学生たちによるポスター発表が行われ、その後はこれからの研究の進め方について、皆で話し合いました。
協力して研究を進めて、いい成果を出したいと思います。

2017年2月15日

2月になり、寒い日が続いています。この時期の研究室は卒業研究と修士研究の仕上げで大忙しです。2月13日には、物理・情報科学専攻の修士論文発表会がありました。私の研究室から発表するのは、松浦君、松村君、水田君の3人です。朝イチのセッションなので、発表前日に日曜出勤し、プレゼンの最終確認をしました。

発表当日を迎えました。3人とも緊張していましたが、その気配を隠して後輩たちと談笑したり、写真撮影に応じていました。しかし、いざ発表が始まると、そこは3年間研究室で鍛えられた彼らです。練習の成果を遺憾なく発揮し、淀みのないプレゼンを披露していました。質問も幾つか受けていましたが、3人ともまあOKということにしておきましょう。

これで彼ら3人の大学院でのミッションは全て終了です。これからは、20日にある4年生の卒論発表準備のサポート作業です。

2017年1月25日

遅まきながら最近、映画「君の名は。」を見ました。私の目に留まったのは、女の子が放送室みたいなところで、防災無線をジャックして町民に避難を呼びかけるシーンです。私が趣味でアマチュア無線をしていたことは昔に書きましたが、このシーンの左側の棚に、私が中学生の時に使っていたのと同じ無線機が置いてありました。
これは、トリオ(現ケンウッド)社製のTS-520という無線機で、下の写真(左)のようなものです。真ん中にある大きなダイアルで交信相手を探し、前面パネルの沢山のつまみを使って、電波の飛び方を把握しつつ、周りからの混信にも対処しながら、無線機を操作しながら通信するのです。いまのスマホの手軽さを思えば、「なんてめんどくさいことをしていたのだろう」と思いますが、機械を操って自力で電波を飛ばして交信しているという実感があって、まさにアナログの世界でした。

無線機の内部には、トランジスタ、コイル、抵抗、コンデンサなどの電子部品がぎっしり詰まっていて(真ん中の写真)、これもアナログです。今のスマホなどのデジタル機器と違い、部品一つ一つが見えるので、実践的に無線通信技術を学ぶことができました。この無線機は短波帯もので、これで世界中のアマチュア無線家と交信しました。

左の無線機は超短波帯(144MHz帯)の近距離用無線機です。高校に入った時に買ったものですから、これも30年以上前の大昔のものです。当時は、チャンネルを一つずつお金を出して買うのが普通でしたから、最初からどのチャンネルでも交信できるこの無線機は自慢でした。



2017年1月10日

新年おめでとうございます。今年もこのつぶやきにお付き合いください。
1月6日に毎年恒例のステップアップ研究の研究交流会が開催されました。ステップアップ研究は、理学部6分野の交流をはかり、新しい協働や協調を生むことで、より研究を活性化させることを目的として、理学部総合企画室が主催して開催しているものです。
今年は、教員等から13件の口頭発表があり、学部生と院生からは18件のポスター発表がありました。口頭発表は全て聴きましたが、どれも研究の目的や意義などを分かりやすく話されていたので、興味深く聴くことができました。学問分野は違いますが、「面白いことを探究する」という理学の精神はどれも同じですね。
時間の都合があって、ポスター発表は聴くことができませんでしたが、学生達にはよい研鑚の場となり、いい経験になったことと思います。

2016年12月22日

今日はホテルの会議室を借りて、研究の打合せをしました。村上先生と私は15年ぐらい前にショウジョウバエの後腸のでき方について一緒に論文を書いたことがあります。昨年度に劉先生が山口大学に滞在されたことをきっかけに、共同研究を再開しました。
村上先生の実験結果をコンピュータシミュレーションして、後腸ができる仕組みを明らかにすることがテーマです。15年前の仕事ではそのモデルを作るのにとても手間がかかったのですが、劉先生の研究グループが最近開発した手法を使うと、ものすごく短時間でしかも正確なシミュレーションモデルを作ることができます。
今回の議論では、村上先生の実験結果が劉先生の手法でシミュレーション可能なことを確認し、論文執筆の計画まで打ち合わせることができました。

打合せ後は、地下鉄で大連市の中心部に移動し、少し街中を歩きました。山口とは桁違いの寒さで、風は冷たいというより痛いという感じです。そのあと、大連で有名なバーベキュー(串焼き)レストランに行きました。串に小さな歯車が付いていて、炭焼き器の溝に沿って回転しているチェーンを噛むことで、食べ物が回転します。始めてこの機械を見ましたが、日本にもあるのでしょうか。

明日の朝に大連を発って、福岡経由で山口に帰ります。劉先生のお蔭で成果もあがり、中国の冬も楽しむことができ、充実した出張でした。

今年のつぶやきはこれが最後です。よいお年をお迎えください。

2016年12月21日

生物分野の村上柳太郎先生と、明後日までの2泊3日のスケジュールで中国の大連に来ています。昨年度に私の研究室に来ていたハルビン工業大学の劉先生(3月28日4月11日のつぶやき参照)と論文作成の打合せをするためです。
国境をまたいでいますが、山口からもハルビンからもアクセスが良い場所、ということで大連での開催と相成りました。PM2.5対策にマスク持参で、という劉先生のご助言通り、街中は薄いスモッグがかかっていて、空気にも少し匂いを感じました。
午後6時頃にホテルに着いてから劉先生と合流し、近くの中華レストランに食事に出かけました。このレストランでは、壁一面に張った写真付きのメニューから料理を選ぶ形式になっていて、その前のテーブルには沢山の魚が並べてあり、また横の水槽には魚が泳いでいました。この魚を選んで、料理してもらうのでしょう。牛蛙も水槽の中にいました。
食事と一緒に大連のビールを注文しました。泡が少なく、軽い感じの典型的な中国のビールで、中国に来た時の楽しみの一つです。量が多くて全て食べられませんでしたが、大連のローカルフードを満喫しました。明日はホテルの会議室を借りて、一日熱血討論です。

2016年12月20日

このつぶやきの最初に、田忠原さんのことを書きました。彼は、3年前に博士号を取得して私の研究室を離れ、いまアメリカの研究所に勤めています。その田さんから航空便で荷物が届きました。
開けてみるとクリスマスカードと共に、たくさんのチョコレートが入っていました。アメリカからわざわざ贈ってくれるなんて、さすが田さんです。彼とは2014年の暮れにニューヨークで会ったきり、直接会っていませんが、私たちのことを気にかけてくれているようで、嬉しく思いました。
チョコレートを戴く前に、届いた証拠として、研究室のメンバーと一緒に写真を撮りました。このつぶやきが掲載されたら、そのURLと一緒に彼にメールで送ります。きっと喜んでくれると思います。もちろんチョコレートは戴きました。やはり欧米のものは違いますね。とても美味しゅうございました。

2016年12月12日

12月10日に山口情報芸術センター(YCAM)で行われた「生物とプログラミング」の催しに行ってきました。「生物」と「プログラミング」は一見関係ないように思えますが、実は、我々人間を含めて、生物のからだが、たった一個の細胞が分裂して作り上げられるのは、DNAに塩基配列という形でそのプログラムが仕込まれているからです。
生物学そのものもコンピュータなしでは進まなくなっており、研究のために遺伝子やタンパク質などの情報が蓄えられたデータベースを使うことは当たり前になっています。この展示では、からだを作る仕組みを学習するパズル的なものや、実際のデータベースをアクセスするパソコンが用意されていて、誰でも楽しめる工夫がされていました。

遺伝子情報を含むDNAに書かれているすべての情報のことをゲノム、といいますが、ゲノムが全部読まれている食材だけを使って作った「ゲノム弁当」が販売されていました。私も一つ頂きましたが、とても美味しく、特に、高知の香り米と山形のだたちゃ豆を組み合わせたご飯は絶品でした。

2016年11月24日

11月23日の休日に姫山に登ってきました。山口市の人なら誰でも知っている、今ではちょっと全国区にもなりつつある、「山口市には美人はいない」の姫山伝説の姫山です。
自転車通勤のときに、2つのピークがある山の形をよく見ていて、一度あの高い方の山頂に上ってみたいな、と思っていました。気候がよくなったこの時期に実行しました。

登山口は東側と西側にありますが、山頂に近い東側ルートを選択。ハイキング気分で来たのは間違いで、そこそこハードでした。険しいところにはロープが設けてあり、これを掴んで上ります。山頂へのルートにはところどころテープや紐が付けてあり、これに従って進んで行き、約30分で山頂に到着しました。

登山ルートの途中にはtysテレビ山口の反射板があります。tysはこの反射板を利用して防府市の大平山に放送のための電波を送っています。大平山山頂にはtys, KRY, yabの山口の民放3局とNHK、それにエフエム山口のアンテナが立っていて、ここがメインの送信局となって、県内の中継局へも電波を送っています。
山口市にある他の放送局のうち、このtysとエフエム山口が反射板方式を使っていて、NHKとyabは大平山山頂に直接電波を送っています。つまり、NHKとyabは局舎の位置とアンテナの高さを大平山が見えるように設置したので、反射板は必要ないということです。山口市は盆地なので、このような工夫がされているのですね。

2016年11月7日

少し前ですが、先月の終わりに大分に行ってきました。家の用事だったのですが、私はそこには行かずに、前から気になっていた日田市の咸宜園(かんぎえん)を訪れました。2年前の2014年9月9日のつぶやきで書いているように、咸宜園は大村益次郎と、彼を討ったとされて長州藩から処刑された大楽源太郎が学んだ学校です。園内で配布されているパンフレットには、この両名ともが有名な出身者として記載されていて、この2人の関係を知っている者としては妙に感じられました。
咸宜園は広瀬淡窓が開いた学校で、江戸時代後期では日本最大規模の私塾でした。日田市は福岡県との県境にあり、山奥で便利なところとは言えませんが、優秀な指導者のところには場所を問わず若者が集まっていたのですね。今は都会になんでも集まっていて、都市と地方の格差が広がっていますが、この差を埋める地方創生のヒントになるような気がしました。咸宜園は足利市の足利学校、備前市の閑谷学校、水戸市の弘道館とともに、世界文化遺産への登録を目指しているそうです。

日田に行く途中に、中津市にも寄りました。中津と言えば、福澤諭吉です。確か大昔に小学校の修学旅行で行った記憶があるのですが、福澤諭吉旧宅に行ってみました。昨年のつぶやきで書いたように福澤は大村益次郎と同じ大阪の適塾の出身で、慶応義塾大学の創設者として有名です。早稲田大学を創設した大隈重信は薩長中心の新政府の一員でしたが、福澤はこれらと交わることなく独自の路線で活躍していたことを知り、興味深く感じました。

2016年10月31日

10月29日の土曜日に第4回ホームカミングデーが行われました。昨年は、理学部後援会の懇談会と同時開催でしたが、今年は単独での開催となりました。そのせいか、学部での参加者は少なく、パネル展示を見に来る人がちらほら、という感じでした。来年はなにか対策を考えないといけません。
キャンパス内で催されている出し物を見て廻りました。オープニングセレモニーのあとにあった教育学研究科修了生の二階堂和美さんのステージを少し覗いてみました。会場の大学会館はほぼ満席で、二階堂さんの歌と話に聞き入っていました。私が行ったときには、おもしろプロジェクトの話をしていました。
体育館ではスリッパ卓球大会が行われていました。湯田温泉のホテルが始めたイベントで、山大版は今年で3回目です。私が行ったときは一試合だけが行われていましたが、とても白熱していたので、きっと決勝戦だったのでしょう。
14時からは生協食堂前でもちまきが行われ、とても賑わっていました。理学部もこのもちまきに負けないような企画を出し、来場者を増やさねばなりませんが、これに勝つのは難しそうです。

 

2016年10月12日

10月8日土曜日に山口市北部の仁保地区にあるKDDI山口衛星通信センターに行きました。ここは昔は日本の国際通信の基地的役割を持っていましたが、最近はその主役が海底ケーブルにとって代わっています。しかし、衛星通信の需要はまだまだあり、相変わらず多くのパラボラがありました。
その中の一つが、山口32m電波望遠鏡です。2001年にKDDIから国立天文台に譲渡され、理学部物理学分野の研究チームが運用しています。このような大きなパラボラアンテナを殆ど独占して利用できる研究体制は他にはないそうです。説明は、その研究チームの新沼先生にして頂きました。このアンテナの下にある建物に入ることもでき、実際の電波観測の装置や波形を見ることができました。あいにくの雨だったので、アンテナに登ることはできませんでした。
当日は、我々大学教職員の他、山口県教育庁高校教育課で理科や数学を担当されている先生方も家族づれで見学に来られていました。子供たちにはよい刺激になったでしょうね。これを機会に、もっと理科を好きになって欲しいと思います。

2016年9月27日

先月の台湾の大学訪問に続き、9月18日から24日の一週間をかけて中国の大学を訪問してきました。今回の理学部の訪問団は、国際交流室長の内野先生、数理科学科の増本先生、学務係の山本さん、それと私で、内野先生と私は台湾に引き続いての出張です。増本先生は、中国の大学の先生と研究上のつながりが多く、訪問大学の紹介もして頂きましたし、旅行中にも色んな場面で助けて頂きました。
我々の他に、留学生センター長の葛先生、国際総合科学部長の糸長先生、東アジア研究科長の植村先生も同行し、山本さんが我々6名のオジサンたちをサポートしてくれました。

9月18日に福岡を発ち、上海で一泊し、19日に上海師範大学を訪問しました。国際担当の責任者のほか、数理学院と外国語学院の代表者が対応してくださり、それぞれの大学の紹介だけでなく、協定の締結のことまでを議論することができ、両大学の交流を進めていくことを確認しました。
翌20日は朝から湖州市に移動し、午後からの湖州師範学院との会議に臨みました。先方からは理学院5名、外国語学院3名を含む約15名の出席があり、日本人の日本語教師4名の参加もありました。会議は中国語を中心に行われ、こちら側は葛先生が通訳し、大活躍でした。増本先生の旧知の数学の先生とのコンタクトを切っ掛けとして実現した会合でしたが、主体となったのはむしろ、国際総合科学部と東アジア研究科の交流の話でした。直接学生たちに教室で話をする場も用意してもらいましたが、彼らの反応がいいので、少し驚きました。

21日に杭州に移動し、22日は浙江理工大学との会合です。ここには昨年9月に葛先生と訪れておりますので、この度は具体的な協定締結の打合せとなりました。先方は責任者の副学長や、理学院長、それに国際担当スタッフです。交換留学生の具体的な人数や授業料免除のことなど、細部に渡る打合せを行いました。この大学は、理学系学部の他に、情報系学部があり、その両方の学部長とも今後の交流の打合せを行いました。ここでも学生との交流の場が用意され、増本先生の中国語での講義が学生たちを湧かせていました。
23日の午前中には浙江大学を訪問し、昨年と同じく教え子の李さんと会い、研究内容と今後の交流の実施について打合せをしました。

1週間という長旅でしたが、どこの大学も国際交流に熱心で、これから理学部の国際化、特に学生の交流を活性化できるという確信を得ることができました。個人的には、毎日食べた中華料理がとてもおいしく、全く飽きることがありませんでした。中国を満喫しました。

 

湖州師範学院HP掲載の訪問記事こちらに掲載されています

2016年9月2日

山口県立山口博物館で催されていた「特別展:昆虫のふしぎな世界」に行ってきました。理学部生物分野の山中明先生の研究室展示があるという情報を得たからです。一階と二階の一般展示を眺めながら通り抜け、三階の特別展入り口を入るとすぐに、山中研究室の展示がありました。研究成果を説明した大きなパネルを中心にして、研究室での活動が小パネルで分かりやすく説明されていて、来場の皆さんは大学の研究室の様子がよく分かったのではないかと思います。

ちょっと用事があり、その山中研究室に昨日訪問しました。清永君が蝶の幼虫をじっと眺めていて、何をしているのかと聞いたら、「蛹(さなぎ)になったらすぐに脳を取り出すんだ」と言っていました。そのタイミングが分かるのか、と聞いたら「わかります!」とのこと。機械を使うのが仕事の私には、遠い世界の話のように思えました。
隣の部屋を覗いてみると、博物館で展示されていたパネルなどが置いてありました。役目を終えて、研究室に戻ってきたといったとろでしょう。きっとまたまた活躍するときが来ると思います。

2016年8月31日

台湾の大学との国際交流を推進するため、台湾大学、台湾師範大学、清華大学を訪問してきました。どれも台湾で一流の国立大学です。8月21日に福岡空港を出発し、約2時間で台北に到着しました。暑さは日本と変わりませんが、風は多少涼しく感じました。

この日の夕食は、台北にある世界的に有名な小龍包のレストランに行きました。私は福岡とシンガポールの支店に行ったことがありますが、やっぱりこの本店が一番美味しいです。ここで台湾師範大学の林(リン)先生と合流し、食事の後に大学構内や周辺を案内してもらいました。

22日の訪問先は台湾大学です。この大学はもと日本の帝国大学で、今でも台湾トップの大学です。理学院長の劉先生が理学院の説明をされたあとに、我々から理学部の説明をしました。私自身は久しぶりの海外大学訪問だったので、英語がうまく出るか少し不安でしたが、なんとか説明でき、無事1日目の訪問を終えることができました。
夕方から、タクシーを借りて、みんなで九ふん(「ふん」は中国特有の漢字で、へんとつくりを分けると「イ分」となります。)に出かけました。私自身はここは2回目です。映画「非情城市」の撮影に使われたと言われるレストランで夕食を取りました。

23日には、台湾師範大学を訪れました。ここは、同行者の一人である坂井先生が前に訪問していたので、話もスムーズに進み、特に詳しい説明を受けました。昨年度に実施した学生の交流プログラムを発展させていくことなどをお互い確認しました。夜は林さん、坂井先生と屋台で夕食を取りました。正直、今回の台湾の食事でここが一番おいしかったです。臭豆腐も始めて食べましたが、全然大丈夫でした。

24日は台北市から高速鉄道(台湾版新幹線)で約30分の新竹市にある国立清華大学を訪問しました。ここは、理工系が充実している大学で、図書館を見せてもらいましたが、本の自動貸し出しシステムなど、随分とIT化されていました。大学構内にあるちょっとレトロなレストランで一緒に食事をしながら、今後の交流について話し合いました。

理学部の今年度の大きな目標の一つが国際活動の活性化です。私たちの台湾滞在中にでは韓国の全南大学校の留学生が理学部を訪問し、研究室活動に参加していました。9月には中国の大学を訪問する計画でいます。

2016年8月8日

35度を越える猛暑のなか、今年のオープンキャンパスは8月6日の土曜日に行われました。理学部は昨年度同様に、午前は理学部の概要説明、午後は数理、物理、情報、化学、生物、地学の6分野に分かれて、体験講義や実験の説明を行いました。
概要説明については、昨年度に多くの参加者を待たせてしまった経験から、5つの教室を確保した上で開始時間を約1時間早め、教室が埋ったところから逐次説明を行っていく方式としました。広報委員長と副委員長が説明をし、私は来場者が多くなった場合の補欠説明要員として待機していましたが、結局出番なく終わりました。
午後は、物理学の体験実験を覗いて見ました。担当教員の説明のあと、実験室に移動し、レーザー光の散乱実験のデモンストレーションが行われました。参加者の皆さんは実験も熱心に見ていましたが、移動時に通った廊下に張ってある、研究成果を学会発表したときのポスターを少しずつ足を止めながら見ていました。少しでも大学の雰囲気を感じてもらえたのではないかと思います。

2016年7月26日

7月24日に毎年恒例の「山口市民総踊り」が行われ、昨年に引き続き、山口大学も参加しました。昨年は私は見物人でしたが、今年は踊り手として参加しました。
18時に市役所に集合し、浴衣に着替えた後、最後の練習を行いました。「大内のお殿様」の踊りには2つのバージョンがあり、昨年までは、山口大学は大人しい方のバージョンでしたが、今年度から青年バージョンに統一され、少し動きが大きくなって、年配者にはしんどい踊りとなりました。
山口駅通りのスタート地点まで移動し、19:30から踊りが始まりました。大内のお殿様曲は十番まであり、繰り返して流れます。なかなか前に進まず、足踏み状態で体を精一杯動かすので、それはそれで疲れます。30分踊ったあとに、15分の休憩があり、また後半の30分を踊り、21時前に終了しました。途中で、理学部の同僚の先生や事務職員や、知り合いの人に声をかけてもらいました。
せっかく踊りをマスターしたので、来年も出ようと思います。

2016年7月13日

先週土曜日の9日に理学部後援会がありました。この会は、理学部とその大学院の保護者から構成される会で、小中学校でいうところのPTAにあたります。
昨年は10月3日にホームカミングデーに合わせて行いましたが、今年は七夕祭に合わせて実施しました。これが功を奏したのか、午後の全体会には昨年の90名を上回る160名超の参加者があり、そのあとに行われた懇親会も60名以上の参加がありました。
全体会で私は、理学部入試は高志願倍率を維持しており好調であることや、サイエンスワールドに毎年約1,000人の参加者を迎えていることなど、数値データを基にして学部の今の状況をお話ししました。
懇親会は、昨年と違い、今年は着席形式で行われました。山口のお酒が多く用意され、他県からの参加者に喜ばれていました。分野毎のテーブルでしたので、保護者の方々は教員と密な話ができたのではないかと思います。

アンケートの速報によると、今年もかなり好評だったということなので、来年もまた開催しようと思います。

2016年6月27日

予想が見事に外れました。
結局土曜日は朝には雨が上がり、暑くもなく雨も降ることもなく、適度に曇った最適なコンディションのもと、しっかりソフトボール大会を実施することができました。晴れ男復活?でしょうか。
試合は今年もトーナメント方式で行われましたが、参加チームが多かったため、敗者同士の試合は無くなりました。私は今年も事務チームで出場しましたが、物理Bチームと対戦し、見事に敗退しました。2回打席に立ち、ポテンヒットとショートフライでした。
決勝は、地球科学と情報科学の間で行われました。どちらのピッチャーもウインドミルで剛速球を繰り出し、締まった試合で見る方も引き込まれました。地球科学がリードして情報科学が追う展開でしたが、最終回に情報科学が同点に追いつき、ジャンケンで決着をつけることになりました。9人の勝ち抜き方式で対戦し、結局情報科学チームが勝ちました。でも、勝敗は二の次で、いい試合を見せてもらって、理学部の教職員と学生の親睦と交流を深めることができ、とてもいい大会となりました。これまで勝利したことのなかった生物分野が、出場した2チームとも初戦突破したことも新しい記録となりました。

毎年、梅雨の時期に行われ、5回目を数えるこの大会ですが、一度も中止になったことがありません。この連続開催記録がいつまで伸ばせるかも興味のあるところです。来年も晴れ男になるように、私も頑張ります。

2016年6月23日

今日はキャンパスクリーン作戦がありました。毎年この時期に、大学の教職員や研究室の学生が総出で大学構内の草抜きやゴミ拾いをするイベントです。
昨日は大雨でしたが、今日は晴れて、暑い中の作業となりました。地面がいい感じに湿っていたので、草が抜きやすく、作業がはかどりました。私は研究室の学生たちと、講義棟南側の一角を担当しました。写真を見比べると分かりますが、1時間足らずの間に、多くの草の除去に成功しました。最後に、獲物を前に、皆で記念撮影しました。

ところで、明後日は恒例のソフトボール大会です。ですが、あいにく明日から明後日まで雨の予報が出ています。昨年度も前日までの雨が開催当日には上がり、滞りなくソフトボール大会が行えたのですが、今のところ微妙な感じです。
昨年は晴れ男を自慢していましたが、今年は私の参加するイベントはことごとく雨にやられて、すっかり雨男となってしまったようです。ソフトボール大会ができなくても私は責任がとれません。悪しからず。

2016年6月16日

今日は出勤前にエフエム山口の「おとなウオーク」の収録に行きました。この番組は、毎週金曜日の20時から放送されていて、月に一度「今宵は山大」というタイトルで構成されています。

収録は、個人宅で行われているのですが、なんとここは私が高校のときの同級生の塩見君のお宅です。彼とは時々会うことがあって、2年前の高校同窓会でも一緒でした(2014年8月4日のつぶやき:左の写真-後列最左が私で右から2番目が塩見君)。収録をした部屋は本格的な機材や沢山の本があって、研究室のような立派なスタジオでした。

パーソナリティの白松あつ子さんとの掛け合いで収録が進んでいきます。今回は私が山口市役所や地域の人たちと協力して行っている無線LANによる災害情報システムや、外国人観光者向けホットスポットのことを中心に話しました。白松さんの、話の流れに乗った言葉の返し方や、話を聞いているときの表情を含めた間合いの取り方が絶妙で、安心して話をすることができ、収録は30分足らずで順調に終わりました。

放送は、6月24日の20時からです。お時間が許す方は、ぜひお聞きください。

 

2016年5月30日

5月27日に沖縄で開催された国立大学法人15大学理学部長会議に行ってきました。会場は2011年に設立された沖縄科学技術大学院大学です。この大学は、5年一貫の博士課程をもつ私立大学です。私立大学といっても、運営資金は政府が出しており、実質的には国立大学です。この予算は文部科学省でなく、内閣府が出しているそうで、我々一般の国立大学とはまるで違います。建物はアメリカの大学を真似て作られていて、予算も年間162億円だそうです。教員は50人、学生も今は100人程度しかいませんから、我々の環境よりも2段も3段も上です。教員と学生の多くは外国人で、公用語は英語です。実際、日本人よりも外国人を見かけることが多かったです。ただ、昼食もアメリカやヨーロッパで食べるようなワンプレートで、味付けもあちら風だったので、あまりそれが得意でない私にはちょっと、、、という感じでした。

沖縄には会議前日の26日に入りました。ホテルの前に沖縄料理屋があったので、岡田事務長、山形大学の玉手理学部長と夕食に出かけました。沖縄の楽しみはこの沖縄料理と泡盛です。3人でボトルを1本空けたので、ちょっと飲みすぎましたが、翌日の会議にはしっかりと参加しました。

会場の会議室も相当立派な設備で、ここでも我々のような“一般の”国立大学との差を感じました。琉球大の山崎理学部長の粋な計らいで、会議は色違いのアロハシャツを着て行いました。議論は熱心でしたが、体はリラックスできたので、良かったでした。

来年は高知での開催です。カツオのたたきを食べるのが楽しみです。もちろん、会議はまじめにやります。

 

2016年5月9日

今年の大型連休はなかなかいい日の並びでしたが、みなさんはどうやって過ごされましたか?私はどこにも行かず、ずっと家の片づけと掃除をしていました。ということで、連休ネタはありませんので、今回は理学部学術資料展示室の紹介をします。

学術資料展示室は2012年5月11日(地質学の日)に開設されました。この展示室では、昨年度に定年退職された地球科学の金折裕司元教授が「高島北海と地質学」の展示を行っていましたが、今年度から理学部全体の展示室として活用することになりました。

現在は、数理科学、物理学、情報科学、地球科学からの展示物が置かれています。数理科学は、色んな多面体の解説と合わせて、3Dプリンタで製作した模型が出展されています。写真左下には、3Dプリンタで製作途中にあるものが完成品と並べて展示されていて、「台」や「支え」を作りながら形を仕上げていく過程が分かって、とても面白いです。

地球科学からは、岩石と鉱物が展示されており、これらは地球圏システム科学科が管理・運営している「地球科学標本室」と「ゴンドワナ資料室」からのものです。この資料室には合わせて12,000点もの資料があり、国内屈指のコレクションだそうです。理学部1号館4階にありますので、ぜひ訪れてみてください。

他には、物理学の「発光ダイオードで発電しよう」と情報科学の「計算用具の深化」展示がされていますので、併せてご覧ください。ちなみに、情報科学の歴史を感じさせる物品は私の所有物です。

2016年4月25日

4月23日の土曜日に香山公園で、「うぐいす張りの石畳」の不思議を解説したパンフレットの送呈式がありました。香山公園の一角にある毛利家墓所への石畳への参道で手を叩いたり足踏みすると、反響して「ギュッギュッ」という不思議な音が聞こえます(山口県内博物館・大学連携協議会)。この理由を理学部の物理・情報科学科の学生たちが解明しました。指導されたのは、物理分野の野崎先生です。
詳しくはパンフレットを見て頂くとして、拍手や足踏みで発せられた音は、石段ステップごとに遅れて反射され、それらが合成された反響音が戻ってくることがその理由とのことです。
当日は、山口市観光交流課の課長さんが視察に来られ、テレビ局や新聞社も何社か取材に来られていました。山口大学と山口市は包括連携協定を結んでおり、これを実のあるものとするためにも、このような活動は非常に大切です。理学部はこれからも地域連携の活動を進めて行きます。

 

2016年4月11日

昨年は荒天で延期になった研究室のお花見ですが、今年は4月9日に行いました。4月9日でしたので、少し時期的には遅く、若干葉桜状態でしたが、あまり寒くもなく、十分に楽しむことができました。
例年と同じく、お隣の西井研究室との合同です。私の研究室の外国人研究員の劉先生も参加されました。中国ではこのような花見の習慣はないそうです。また、情報科学分野の野﨑先生も、山口のお酒「西都の雫」を持って参加してくださいました。

いよいよ新学期が始まります。私の学部長としての仕事も2期目に入ります。難題も多いですが、気を引き締めて取り組んでいこうと思います。

2016年3月28日

ここ3年間この時期に海外からの研究者を招いてセミナーを実施していますが、今年は少しだけ規模を広げてワークショップ形式で3月21日に開催しました。今回のゲストは、ドイツからモニカ・ハイナー氏、それとフランスからポリン・トレナル氏です。モニカさんは外国人招へい研究員として私の研究室に滞在している劉飛さんがドイツで博士を取ったときのsuperviserで、ポリンさんはアドリエン先生の研究仲間です。
このほか、学内からは国際総合科学部のパク・ヘウォンさんが、下関の水産大学校から伊藤宗平さんが参加し、最近の研究成果を発表しました。私の研究室のM1の水田君、4年の久保田君も英語でプレゼンしました。
山口大学には今回参加した人以外にも2,3名のバイオインフォマティクス研究者がおり、なかなか層が厚くなってきました。またこのような会合を開催したいと思います。

 

2016年3月7日

先週木、金曜日の3月3,4日に、海洋メッセ下関で電子情報通信学会のシステム数理と応用研究会があり、研究室の皆で出かけてきました。大学院生の松村君、松浦君、水田君、それと4年生の本山さんが発表しました。今回は発表しませんでしたが、4年の大学院進学組の久保田君、田中君、野添君もこれからの発表に備えて勉強のため参加しました。

前日まで何度もスライドを作り直し、発表練習を重ねてきましたので、当日のプレゼンは4人ともうまくこなしていましたが、質疑応答では、なかなか厳しい質問を浴びせられていました。ですが、このような研究会では、参加者は同じ種類の研究をしている人たちばかりですので、的を射た質問ばかりで、答えやすいところもありました。
外国人招へい研究者として研究室に滞在している、劉飛さんも山口で行っている研究を発表しました。

5日には研究室の入れ替えも終わり、新しい4年生たちが入ってきます。来年度はどのような成果がでるか、楽しみです。

 

2016年2月23日

19日金曜日に理学部物理・情報科学科の卒業研究発表会がありました。私とアドリエン先生の研究室からは4年生5名が発表しました。まずは、田中秀明君、野添光君のアドリエン組からスタートです。彼らは英語でプレゼンを行いましたが、どちらもメモを読むことなく、上手に発表していました。次は、英語での質問の受け答えに挑戦して欲しいと思います。
続いて、久保田将君、藤井里花さん、本山みのりさんの松野組3名の発表です。2月5日の卒論提出締切から、この日の発表のためにプレゼン資料を何度も作り直し、発表練習を積み重ねて準備してきました。毎年思うことですが、この時期に4年生は一つの仕事をまとめ上げ、それをわかりやすく伝える工夫をするという一連の作業の取り組みを通じて、大きく成長します。これからの社会人としての務めの中で役立てて欲しいと思います。

我々大学教員は、これでほっと一安心というところですが、これからは前期試験、後期試験と入試業務が待っていて、気の抜けない日が続きます。

 

2016年2月8日

私の研究室では山口市の受託研究として、瑠璃光寺五重塔がある香山公園に公衆無線LANスポットを設置する作業を行っています。増加する外国人へのサービスのため、全国の自治体で観光スポットへのフリーWifiの設置が進んでいますが、その大半は大手通信会社が請け負って行っています。この受託研究では、これとは違い、地域で自主自律的に無線LANスポットを設置する方法について研究しています。言うならば、"地産地消"公衆無線LANスポット構築の研究です。4年生の藤井里花さんの卒業研究として、電波伝搬測定などの実験を行い、昨年春から取り組んできました。

2月5日に香山公園で、設置した装置の最終動作確認を行いました。ところが、事前実験ではうまく届いていたはずの地点でも電波が検出されません。これでは無線LANサービスができなくなります。市役所の方が立ち会っていましたし、テレビ局や新聞社の取材も入っていたので、焦りました。
実験の手伝いに来ていた大学院生の松村君が「アンテナの向きが逆みたい」と言い始めました。すぐに研究室に待機している学生と連絡をとり、マニュアルをチェックしてみると、確かに逆であることがわかりました。向きを正しい方向に直してみると、ちゃんと受信ができるようになりました。最後の最後で、こういうことって起こるものですよね。とにかく、うまくいって安心しました。

当日は、中国新聞社とyab山口朝日放送が取材に来られました。新聞は翌日の5日に記事が掲載されました。テレビ取材がもう少し残っています。放送が楽しみです。

 

2016年1月19日

今日は山口市内は雪景色です。大学院の入学試験があるので、渋滞をさけるために早めに出勤してきました。今年は暖冬と言われているので、タイヤをスタッドレスにするかどうか迷っていましたが、この日曜日に替えておいて良かったでした。

私にとってこのような雪景色は今年で2回目です。前のつぶやきの最後のあたりで、パンプローナからミュンヘン経由で帰国すると書きましたが、ミュンヘンがちょうどこのような雪景色でした。
ミュンヘン空港の近くに泊まりましたが、このホテルがケッサクでした。前日にメールが来て、「11時頃まではフロントに人が居るだろうけど、それ以降はいないかもしれないので、玄関を正面に見て、右の道に入って、どこそこにある灰皿立ての下に鍵を封筒に入れて置いておくから、それで自分で部屋に入って。」という内容でした。こんなのは初めてです。11時前には宿に着いたので、鍵は普通にフロントで受け取りましたが、灰皿立ての下の鍵を見てみたかった気持ちも少しありました。
またミュンヘンに泊まることがあったら、今度は試してみようと思います。

 

2016年1月2日

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
年末年始の休暇を利用して、山口市の姉妹都市であるスペインのパンプローナに来ています。2013年に仕事で訪問してから2回目です。この年5月12日のつぶやきで書いた、ザビエル城にも再び訪れました。この城は、フランシスコ・ザビエルが生まれ、幼少期を過ごしたところで、パンプローナから約50km東のサングエサという小さな町から、さらに8kmほど東に行ったところにあります。
前回はナバラ州立大学の人たちに連れて行ってもらったのですが、今回はなかなかこの城に行くまでが大変でした。12月30日にパンプローナからサングエサまではバスで行き、そこからタクシーで城まで行く計画でしたが、サングエサのタクシー会社はどこも営業していません。パンプローナのツアー会社をあたってみましたが、ここもダメです。結局、パンプローナから城までタクシーで行くことにしました。往復100km以上ですからかなりの出費を予想していましたが、復路のサングエサからパンプローナ市内に入るまではメータが止められていて、思った程ではなくて、助かりました。スペインのタクシーの料金システムなのでしょう。
サングエサに寄りたかったのには理由があります。ここには、Hotel Yamaguchiというホテルがあり、5年前にザビエル城に行く途中に、この前を通過したのを覚えていて、ここに立ち寄ってみたかったからです。しかし、残念ながら、ここも営業しておらず、山口から持参した大内人形をメモと共に入口わきに置いて帰りました。ホテルの人がうまく気が付いてくれるといいのですが。
ザビエル城の中は博物館になっていて、今回はそこも見学しました。ザビエルが東洋でキリスト教を広めたその足跡をたどる内容でしたが、日本に関わる展示物が多くありました。ザビエルは山口の他に、鹿児島や大分で布教活動をしますが、そのなかでも山口は特別でした。実際、ザビエル城の教会入り口の上にはザビエルが訪れた東洋の街がリストされていますが、そこに書かれている日本の街は山口だけです(「AMAGUCHI」と書いてある。)。

12月31日と1月1日はパンプローナの街を歩き回りました。前回も思ったのですが、パンプローナ市民の殆どが「YAMAGUCHI」を知っています。ヤマグチ公園、ヤマグチ図書館、プラザヤマグチなどの施設があり、レストランヤマグチという店もあるからでしょう。山口市が姉妹都市であることを知っている人も多くいましたが、一方で、「ヤマグチは知っているけど、それナニ?」という人も少なからずいました。しかしウラを返せば、それほど「YAMAGUCHI」が生活の一部となって定着しているということでしょう。

今日1月2日にパンプローナからビルバオに移動し、ミュンヘンに一泊してから4日に帰国します。本当は、昨日にビルバオに移動するはずだったのですが、1月1日は長距離バスは営業していないことが発覚し、一日延泊する破目になりました。到着翌日の5日から仕事です。今年もこのつぶやきにお付き合いください。

 

(リンク)
山口市のパンプローナ紹介ページ:
http://www.city.yamaguchi.lg.jp/cms-sypher/www/service/detail.jsp?id=1678

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