2017年1月25日

遅まきながら最近、映画「君の名は。」を見ました。私の目に留まったのは、女の子が放送室みたいなところで、防災無線をジャックして町民に避難を呼びかけるシーンです。私が趣味でアマチュア無線をしていたことは昔に書きましたが、このシーンの左側の棚に、私が中学生の時に使っていたのと同じ無線機が置いてありました。
これは、トリオ(現ケンウッド)社製のTS-520という無線機で、下の写真(左)のようなものです。真ん中にある大きなダイアルで交信相手を探し、前面パネルの沢山のつまみを使って、電波の飛び方を把握しつつ、周りからの混信にも対処しながら、無線機を操作しながら通信するのです。いまのスマホの手軽さを思えば、「なんてめんどくさいことをしていたのだろう」と思いますが、機械を操って自力で電波を飛ばして交信しているという実感があって、まさにアナログの世界でした。

無線機の内部には、トランジスタ、コイル、抵抗、コンデンサなどの電子部品がぎっしり詰まっていて(真ん中の写真)、これもアナログです。今のスマホなどのデジタル機器と違い、部品一つ一つが見えるので、実践的に無線通信技術を学ぶことができました。この無線機は短波帯もので、これで世界中のアマチュア無線家と交信しました。

左の無線機は超短波帯(144MHz帯)の近距離用無線機です。高校に入った時に買ったものですから、これも30年以上前の大昔のものです。当時は、チャンネルを一つずつお金を出して買うのが普通でしたから、最初からどのチャンネルでも交信できるこの無線機は自慢でした。



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