2018年6月5日

慣れない学部長業務に追われる中、5月23日(水)から25日(金)まで名古屋国際会議場で開催された高分子学会年次大会に1日だけ参加しました。研究室の大学院生が研究成果を発表しました。準備指導の時間が十分でなかったにもかかわらず大学院生は立派な発表をしてくれました。

第67回高分子学会年次大会(名古屋国際会議場)の看板とイベントボード
(最上段のイベントは学会とは関係ありません)

 

翌日は再び理学部長業務に戻りました。名古屋市からお隣の島根県松江市に移動し、5月24日と25日の2日間は「国立大学法人16大学理学部長会議」に出席しました。この会議では、国立大学の理学部の共有するいろいろな課題に対して情報や意見を交換します。他大学の課題への取組み等を知ることができ、とても有意義な会でした。参考にすべき事例もありましたので、今後、山口大学理学部でも検討したいと思います。夜も情報交換会があり、そこでは他大学の理学部長の先生方の本音も聞けました。当番大学の島根大学の方のはからいで島根県の地酒も試飲できました。


島根県松江市は江戸時代の城下町であり、松江城は江戸時代初期に築城されました。今は国宝に指定されています。したがって松江の町は江戸時代以降の町だそうです。ちなみに山口大学理学部のある山口市は室町時代の守護大名であった大内氏の本拠地として栄え、当時は京都や大阪につぐ人口であったそうです。その栄華は江戸時代には一旦衰退しましたが、幕末に再び歴史上の舞台となり、今は県庁所在地です。以上のように山口は江戸時代の城下町とは言えません。(幕末には山口城が今の県庁付近に作られはしましたが。)松江市と山口市、同じ地方の県庁所在地ですが、その歴史は違うようです。中国地方の松江市、鳥取市、山口市の3つは山梨県甲府市を含め全国の県庁所在地の人口ランキングで少ない方のベスト4を常に争っています。
会議終了後はすぐにJR伯備線の「やくも」に飛び乗り、岡山経由で山口に帰りました。通常はJR山陰本線とJR山口線経由する特急「スーパーおき」で帰るところですが、仕事と時間の関係で今回は岡山経由を選択しました。画像は車内から撮影した中国地方最高峰「大山」です。大山は「大山隠岐国立公園」に指定されております。日本で3番目に指定された国立公園です。大山は古く奈良時代から信仰の対象とされており、今年開山1300年を迎えるそうです。標高1729mの成層火山であり、その山容から「伯耆富士」と呼ばれます。私はスキーが趣味ですが、初めてスキーをしたのは大山だったので、思い入れのある山です。この大山ですが、近年、山頂付近の崩壊が問題になっているようです。大山はもともと火山ですので、噴火、崩壊、浸食などのさまざまな自然現象の末、今の姿になっているのでしょう。車窓から大山を眺めながら、自然の中の人間、いつでもどこでも自然とのお付き合いは必須事項であり、そのためには人間にとって自然を理解することはいつの時代も重要なことだと再認識させられました。
山口→名古屋は新幹線で3時間弱。それに対して名古屋→松江は岡山経由で約4時間半、お隣の島根県の県庁所在地の松江から山口まではJR山口線の特急で3時間半、岡山経由で新幹線を使っても4時間強、世界に誇る高速鉄道である「新幹線」の威力を見せつけられる移動でした。

JR伯備線の特急「やくも」の車窓から眺める中国地方最高峰「大山」

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