分子遺伝学研究室

「繊毛の運動やセンサーとしての機能に関する研究 」

教員

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堀 学 教授

Manabu HORI

mail:mhori[at]yamaguchi-u.ac.jp 
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研究内容

 繊毛や鞭毛は、ほとんどすべての真核生物がもつ細胞小器官です。その理由は,繊毛や鞭毛が細胞の運動装置としての機能だけではなく、機械刺激や化学刺激などの受容体としても重要な機能をもっているからです。ヒトでは,難病と呼ばれてきた病気の多くが、繊毛の機能異常によるものであることが最近の研究からわかってきました。私たちは,繊毛虫ヨツヒメゾウリムシをもちいて,繊毛運動を調節する仕組みや繊毛のセンサーとしての機能を調べています。

 私たちが行っている実験の方法は逆遺伝学や機能ゲノミクスとよばれており,狙ったmRNAだけを破壊するRNAiによって,特定のタンパク質の発現を抑制することで,欠損した表現形質から遺伝子やタンパク質の機能を解析しています。 

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ヒメゾウリムシの位相差顕微鏡像(中)、細胞膜直下にある細胞骨格に対する特異的抗体で蛍光染色した画像(左)と繊毛に対する特異的抗体で蛍光染色した画像(右)。

Selected publications

  • Kawano M, Tominaga T, Ishida M, Hori M (2020). Roles of adenylate cyclases in ciliary responses of Paramecium to mechanical stimulation. J Eukaryot Microbiol doi: 10.1111/jeu.12800 (in press).

  • Kutomi O, Hori M, Ishida M, Tominaga T, Kamachi H, Koll F, Cohen J, Yamada N, Noguchi M (2012). Outer dynein arm light chain 1 is essential for controlling the ciliary response to cyclic AMP in Paramecium tetraurelia. Eukaryot Cell 11: 645-653.

  • Hori M, Tomikawa I, Przybos E, Fujishima M (2006). Comparison of the evolutionary distances among syngens and sibling species of Paramecium. Mol Phylogenet Evol 38: 697-704.